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ビスケット通信

小説(とたまに絵)を書いてるブログです。 現在更新ジャンルは本館で公開した物の再UP中心。 戦国BASARAやお題など。

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ハンティング04


オレが応接室に入ると、やっぱり雲雀さんは鍵を閉めた
仕方なく鞄をテーブルに置いて、ちょこんとソファーに座る
「綱吉、コーヒー飲める?」
「すみません…コーヒーはちょっと…ミルクと砂糖あれば平気ですけど…」
だって苦いんだもん…
あ、雲雀さん今少し笑った…
悲しいけど笑顔が見れて嬉しいし…微妙な感じ
雲雀さんは、コーヒーを2つ持って、オレの隣に座った。って…やっぱり隣なんですか…
そんなツッコミしたら睨まれそうなので、止めておく
「ねぇ、砂糖いくつ入れるの」
「あ、えっと…3つお願いします」
そう答えると雲雀さんは、砂糖の入った小さな陶器の白いポットのフタを開けて、角砂糖を取り出す
――ぽちゃん…ぽちゃん…ぽちゃん…
砂糖が3つ入り、フワァーっと溶けていった
「面白い物見せてあげるよ」
雲雀さんは、ミルクをコーヒーの水面に一滴垂らす
垂らしたにミルクに少し間を開けて、また一滴…それを繰り返して、円で○を描くように垂らしていった
空いた中央に、回りに描いた円より大きめの綺麗な○を作った
「?」
雲雀さんはつまようじを取り出す
そのつまようじを外側にある円にそって動かすと、中央の丸が、ハートが連なるように囲む円になった
「うわぁ…」
凄いなぁ…
雲雀さんはティシュでつまようじを一回拭くと、今度は中央の円に、上から真ん中くらいまで線を引いた
「完成」
「凄い…ハートをハートで囲ってるみたいだ…雲雀さん凄いです!」
雲雀さんって何でも出来るんだなぁ…
この性格さえなんとかすれば人気者になれると思うのに…
「別に、誰でも出来るよ」
「そんなことないですよ!オレ不器用だからこんな綺麗なの作れないですし…」
あはは…と笑うと、雲雀さえは不機嫌そうな顔をした
あれ…オレなんか禁止ワード言っちゃったっけ…
「綱吉、なんで君はそんなに自分を卑下するんだい?」
「え…?」
オレ、そんなつもりは…
「もっと自分に自信を持ちなよ。君が思ってる以上に君は凄いんだから」
「でも…オレ勉強出来ないし、運動もダメだし…」
オレって、ダメツナって名前がピッタリなんだよな…
「それだよ。いつまでも自分はダメだダメだって言ってたら、本当にダメな奴になるよ」
「っ…でも!」
「黙って僕の話を聞かないと首の骨を折るよ」
「ひっ…」
うわっ…雲雀さんトンファーどこに仕舞ってたんですかっ?!
いやそんな事よりトンファーが首にっっ…首にっ…
「もう一度言うよ。綱吉、自分に自信を持ちなよ」
「はっはぃ…」
「もう二度と自分を卑下するような事を言わない事。もし言ったら噛み殺すからね」
噛み殺されるのは後免だ
「わっ…分かりましたからっ!」
「よし、それでこそ僕が惚れた綱吉だよ」
―――ドキリ
え………は?惚れ…
雲雀さんがトンファーを仕舞ってくれた後も、しばらくオレは固まっていた
「コーヒー、冷めるけど」
「…はい、すみません…」
「謝らないの」
「あ、すみません…あ…」
あわわ…
雲雀さんため息ついちゃったよ…どうしようっ…なんか会話しないとっ…
「ねぇ綱吉」
「…なんでしょう?」




「あの犬と付き合ってないよね」
…犬?
犬…犬…あ、獄寺君のことかなぁ…
「獄寺君のこと?」
「そう」
雲雀さん、ちょっと獄寺君が可哀想だよ…犬呼ばわりだなんて
まぁ…そりゃあちょっと犬みたいだけどさぁ…
「多分…付き合ってる…かな?」
ぽつりと答えると、雲雀さんはソファーを立ち上がった
「…噛み殺してくる」
かっ噛み…?!
「えぇっ?!ちょっ…雲雀さん!待って!駄目だよ~っ!」
慌てて雲雀さんの腰にしがみついた
「なんで」
雲雀さんの動きは止まったけど、声は怖いよーっっ…
「だって獄寺君オレに好きだって言ってくれただけだし、オレ返事してないしっっ!」
「ふーん…」
ちょっと声が柔らかくなったようなならないような…
「だから獄寺君を噛み殺さないでっ!」
ぎゅっ…と、腰にしがみつく腕の力を強めた
「…わかった」
「はぁ…よかった」
いやぁ…雲雀さん物分かりのいい人で良かった…
「…ねぇ綱吉」
「なんでしょう」




「僕を誘ってるの?」

「…………………はぃ?」
ヒバリサン…ナニヲイッテルンデスカ…?
しがみついていた腕を離して、恐る恐る雲雀の顔を見上げてみる
「君も大胆だね」
そう言って不気味に妖しくに笑う雲雀さん
「ちちち違いますーーっっ!!そういう意味じゃなくてですねっ…とにかく違うんですっっ!だからそんな嬉しそうに笑わないでくださいいぃぃっ!!!」
あああ…なんか雲雀さん凄い勘違いしてます…
「煩い」
「ちょっと本当に違うんですーっっ!」
「知らない」
「しっ…知らないってなんですかっ!知らないってーっ?!」
訂正
雲雀さんは物分かりの悪い人です…
「じゃあさ」
「…はぃ」
雲雀さん、今度は何を言うんですか…



「僕の事を18回好きって言ってよ」

またこの風紀委員長様は変な事言ってますよー!…って誰かに言いふらしたいけどそんな事言ったら噛み殺されるよな…うん
「あの…何故18回なんですか?」
まさか雲雀さんの18だからとか言わないですよねぇ……
「ヒバリのヒバ=18だから」
マジで言ったーっっ!
なんかもう最近雲雀さんがよく分かるようになってきたような…
やっぱりわからないような…いや、元から何考えてるかよくわからない人だけどさぁ…
「早く言いなよ。言わないなら今すぐここで襲うから」
――ギシリ
ちょっ…マジで?!押し倒されましたよ!!??
雲雀さんの風紀とか秩序はどこいっちゃったんですかっっ!
「分かりました分かりましたからっ!言います言いますっ!!」
もう言うしかないよね、うん
お…襲われたくないもん
「オレは、雲雀さんが、好き、です…好きです好きです…」
「あと15回」
きっちりカウントしてるし…こういうとこは雲雀さんらしいなぁ…なんて
「好き。好きです好きです…」
「あと12回」
…雲雀さんと顔を合わせて言うのむちゃくちゃ恥ずかしいんだけど…
「好き、です」
でも雲雀さん嬉しそうにだし…
気合いでなんとか!
「好き。好き…雲雀さんが好きです…!」
…でもやっぱり恥ずかしいよっ!!
「あと8回ね」
「はぁー……んぅ?!んーっ!ん…はっ…」
ちょっと雲雀さん?!
「ぷはっ…雲雀さん!キ…スしてたら好きって言えないじゃないですかっっ…」
雲雀さんの唇か濡れてて、なんかなんかっ…うわーっ…
「綱吉が嫌そうな顔したからだよ。それにキスしないとは言ってないけど」
理不尽だよ…
「そんな酷いですっ…」
「ふーん…そう」
クスクスと笑う雲雀さんは、初めて見る笑顔だよ…
…なんか反則
「ひーばりさん♪好き好き好き、好きです♪雲雀さんが…好き。オレは雲雀さんが…好き…」
あ、雲雀さん耳赤い…可愛いー
なんて雲雀さんに言ったらやっぱり怒るんだろうなぁ
「笑わないでよ。…あと一回だから」

好き、好き、好き…
ディーノさんや山本より好き
リボーンや、母さんより、獄寺君よりも好き
っていつからオレ雲雀さんの事好きになったんだろうなぁ…
京子ちゃんより好き…かも…
悔しいけど…雲雀さんなら許せそう
っていうか一番じゃないと噛み殺されるよね…


「オレは雲雀さんが…一番…大好きです」




「だってさ」
……だってさ?
――――カチャ…ガチャリ
…なんでドアが開いたんだよ?
鍵が掛かってるはず…しかも雲雀さんが鍵を持ってるはずで……でも目の前に雲雀さんはいるし…
開いたドアの方を見るとそこにはー…
「ちゃお」
リボーン…なんか雰囲気までが黒いよっっ!
「…じゅ…十代目…」
あああ獄寺君…凄く死にそうな目をしてるよ…
「…綱吉君…そんな…」
骸さん…以前からお断りしてますし他校生で…ツッコミ所多すぎますよ
「沢田殿…」
えええ?フウ太?なんで学校にいるんだよ?!
「そうか、ついにお前らくっついたか。良かったなぁ!ま、おめでとさん」
ディーノさん…目が笑ってないです…

「つーか…なんでお前らいるのっ!?」
「僕が呼んどいた」
なんでーっ?!
「クス…君が僕の物だってあいつらに教えたかったからだよ」
雲雀さん読心術かよっ…
っていうか見せびらかし?!
「雲雀、ツナの教育はしっかりしろよ」
教育?うわぁ…怖いよ…生きて帰れるかなぁ…あはは…
「クフフ…たとえ雲雀の物になろうとも僕は諦めませんよ」
「いい加減諦めて下さいっ!!」
全く骸は諦めが悪いんだから…
「十代目!俺の愛は十代目に届かなかったのですかっ…でも十代目がそいつに泣かされたら俺がぶっ飛ばしてやりますから!」
「沢田殿~っっ!」
「もう二人共泣かないでよ…」
フウ太は泣いてても可愛いよなぁ…って違う違う

「おい恭弥、あっちのスランプになったら俺に相談しろよな」
あっちってなんですかディーノさん…
「大丈夫。スランプなんて有り得ないから」
「二人で意味不明な会話しないで下さいっ!」
「もし10年経ってもそのままだったら俺も混ぜろよ」
「ちょっとリボーンさんまでっすか?!おい雲雀!俺も混ぜやがれっ!」
ってリボーンと獄寺君まで何言ってんだよーっ?!
「クフフ…綱吉君はみんなで仲良くいただきましょうね」
…なんかクラクラしてきたかも…

「嫌だ。綱吉は僕のだから綱吉に近寄るな」
雲雀さんはトンファーを脇で絞めて構えて、戦闘体制
「ちょっと雲雀さん?!」
「クフフー♪綱吉君は渡しません♪これでキズを付ければ綱吉君は僕の物に…」
どこから取り出したんですかーっ!?
「十代目!今こそ悪魔雲雀から十代目を取り返してみせます!」
「そうはさせないよ」
――――カキィーン
―――ズカーン!
――ザクッ
―――キィーン
うわぁ…ソファー高そうなのにぼろぼろになっちゃったよ…
テーブルもガタガタで…

ははは…俺いつになったら帰れるんだろう…

end




**あとがき**
ひとまず終了
フウ太は沢田殿~しか喋ってないですねぇ(苦笑)
雲雀さんが一番所有権あるけど、獄寺君や骸は諦めてません(リボーンやディーノもね)
というわけで…雲雀に落ちるがみんなから愛されるツナendになりました
次回から…ヒバツナは普通にデート話とか?
ゴクツナも同じくよろしくです
番外編のほうはバレンタイン話を書きたい…ゴクツナヒバツナムクツナそれぞれ
なので14日は更新しまくる…予定

ここまで読んでくださりありがとうございました
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この記事へのコメント

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はじめまして!

はじめまして!リアといいます。

小説読ませていたただきました!!
もう最高ですwww
こんな話大好きなんですv
ありがとうございます^^

あと、文句ではないのですが・・・。
「ハンティング04」のフゥ太のツナの呼び方なんですが、「沢田殿」と呼ぶのはバジル君一人で、
フゥ太は現代も十年後も「ツナ兄」と呼んでいます。
細かくてすみませんっ;
  • from 風音 李亞 :
  • 2009/10/15 (20:14) :
  • Edit :
  • Res

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プロフィール

HN:
堕天使エレナ
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性別:
女性
職業:
学生
趣味:
絵描き 執筆 読書 ゲーム 寝る 妄想 便せん作り
自己紹介:
うえのイラスト画像はいただきもの。
オンラインでは執筆を
オフラインではイラスト中心に活動中デス
ギャルゲー、音ゲー、RPG系、シュミレーションゲームが好き
格ゲーやアクションは苦手

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