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ビスケット通信

小説(とたまに絵)を書いてるブログです。 現在更新ジャンルは本館で公開した物の再UP中心。 戦国BASARAやお題など。

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十代目とボム…6(一応完結)


「山本、今日はお寿司ありがとうね!美味しかったよー」
眩しいくらいの満悦の笑みを山本にお礼を言った
「ツナが喜んでくれたならオレも嬉しいのなっ」
山本もツナににっこりと笑い返すと、ツナが、あっ!と思い出したように言った
「そういえば山本になんかお礼しないとっ!」
(お礼な……)
しばらく山本は考えてたが…
「いいってそんなのー」
遠慮して断ってしまった
「そうっすよ十代目っ!こんなむっつりスケベにお礼何がいいかなんて聞いたら、十代目の身が危険っすよ!」
「獄寺は狼丸出しだけどな」
「う゛っ…うるせーっ!」
ツナの身を後ろから羽織い絞めにしてツナを守る獄寺
(また始まったよ…)
「…ねぇ獄寺君」
「なんすか十代目っ」
「…えっと…腕を、離してくれないかなぁ?」
ツナは上目遣いで獄寺を見上げて喋った
(山本にさっき教えてもらったのを早速試しちゃおー☆こうすると獄寺君大人しくなるんだよねー)
「…………あ、はい!スミマセンっ」
顔を少し赤らめながら、ツナを抱き締めていた腕を離した
「ツナ、上手くいったろ?」
ツナにだけ聞こえるひそひそ声で喋ると、ツナも小声で話した
「あ、うん。そうだね」
ニコニコと笑いあう二人を見て、また獄寺は不機嫌になる…
「ちょっ…十代目!二人で何笑ってんですか!」
「獄寺君にはヒミツー!じゃあ山本、また来週ね!」
また喧嘩を始めそうな獄寺の腕を掴んで、ずるずると引きずっていく
「帰り道も気を付けろよなー」
(獄寺に…な…)
山本は苦笑いしながらツナ達を見送った


星が瞬く中、ツナと獄寺は暗い夜道を歩く
「十代目」
「んー?何?」
「なんかさっきから嬉しそうっすね…」
「別に~」
そういいつつも、ツナの顔はにやけている
(獄寺君の弱点見つけちゃった~♪)
「…十代目は山本が好きなんですか?」
ツナが後ろを振り返ると、獄寺が暗い顔をして立っていた
「…は?なんでいきなりそうなる訳?」
「さっき山本と話してからずっとニコニコしてるじゃないすか…」
(嫉妬心でたーっ)
はぁ…とため息をつきながら、獄寺の真ん前に立つ
獄寺は今にも泣きそうな顔をしていた
「…あのね、オレが一番好きなのは獄寺君だよ?それに、ニコニコしてるのは…その…獄寺君の事が理由なんだよ」
「俺…?」
獄寺の顔が少しだけ明るくなった
「お寿司食べてる時、山本に獄寺君の弱点教えてもらったんだ……ごめんねっ」
苦笑いしながら、ちょっと困ったように謝った
「そんで…何教えてもらったんですか?」
「んー…ヒミツー♪教えちゃったら面白くないからねっ」
「酷いですよ十代目~………あ、そういえば」
「なに…うわっ!んっ…」
ツナの腕を掴み引き寄せて、口づけた
ついばむように、2度、3度と
「雲雀菌消毒です」
ニッコリと笑顔になる獄寺だが、ツナの顔が少し曇る
「はは…なんだよ雲雀菌って……そ…に、消毒……き…いし」
「え?」
恥ずかしくて顔をうつむかせて喋ったが、二回目は、獄寺の目を見てきちんと言う
「消毒しきれてないよ…舌…入れられて…」
(なっ…くそっ…雲雀恭弥め…十代目にそんなことをっっ!初めては俺がやりたかったのにっ)
怒りを露にする獄寺だが、ツナが「だから…」と言うと、意識をツナに戻す
「だから…ね?獄寺君に、雲雀とした感覚を忘れさ…んぅ…」
言い切る前に、ツナの唇にキスをした
ツナは躊躇なく唇を開けて、舌を絡める
「ん…はっ……んぅ…んーっ!」
歯茎をなぞられたり、舌を吸い上げられて、ツナは顔をしかめる
「んふぁ…はぁっはぁ…はー…」
唇を解放すると、金魚のように必死に酸素を吸う
「十代目…大丈夫ですか?」
「ん…だい…じょうぶ…はぁ…だよ」
涙目になりつつも、笑顔で獄寺を見上げた
「じゅっ…十代目……あーえっと、俺ん家来ますか?」
「…ふ…ぇ?なんで?」
やっと息が整い、思考回路も回復してきた
「…初めてを雲雀にとられたくないですから」
「初めて?」
照れ臭そうに言うが、ツナは言葉の意味がわからない様子
「そうです…十代目の初めてを全部俺に下さい」
「うーんと…よくわかんないけど、いいよ。獄寺君に、オレの全てをあげる」
ほんのり笑みを浮かべて、獄寺に寄り添った
「~っ!十代目っ!」
獄寺は嬉しくなって、ツナを思いっきり抱き締める
「ちょっ…ごくでらく…くるしっ…」
「すみません!嬉しくってつい!じゃあ早速俺ん家行きましょう!善は急げっす!」
「ぷはっ…もー獄寺君ってば…そういえばだからなんで家…うわわっっ?!」
獄寺はツナを抱き上げて、ダッシュで走る
「獄寺君っ!ちょっと…降ろしっ…こらーっ!話を聞け~っっ!」


…その夜
「獄寺君にオレの全てをあげる」と言ってしまったことに後悔しが、獄寺に文字通り全てを捧げた
(んー…かなり痛かったけど…獄寺君喜んでくれたし、まぁいっか!…それに………少しだけ良かったし…ね)
「十代目ん?さっきからずっと笑ってますね」
「なんでもないよ。ねぇ、「十代目」に戻ってるよ?」
「すいません!………ツナさん」
「うん……隼人」


happyend!





…終わり…なのかな?

**あとがきという名の「十代目と獄寺」打ち上げ会**
「あーやっと終わった~」
「そうっすね!十代目、お疲れ様です!」
「結構面白かったよなー」
「山本出番少なかったけどね…」
「俺の方が少なかったぞ」
「あ、リボーン!来てたんだ!」
「当たり前だ。つーかツナ、俺が雲雀に注意しろつったのに襲われてんじゃねーよ」
「あはは…だってあの時はそういう意味だって気づかなかったんだよなぁ…」
「ツナは鈍いからなーオレの気持ちにも気づかなかったみたいだしな」
「ごめんな山本~」
「十代目が謝ることないっすよ!遠回しなこいつが悪いんですからっ!」
「獄寺はもうちょい控えめのほうがいいのになぁ?」
「なんだとーっ?!」
「ちょっと!二人共喧嘩しないでよーっ」
「君ら、うるさいよ」
「「「雲雀(さん)っ!」」」
「やあ、赤ん坊が来てるっていうから僕も来てみたよ」
「チャオ」
「雲雀!てめぇ十代目に謝れ!」
「ちょっと獄寺君!止めなよっ!嫌じゃなかったですし、雲雀さんは謝らなくていいですからっ!」
「ふーん…じゃあ良かったんだ」
「え…あ…うー…んと」
「…雲雀、次回はお前の出番だぞ」
「えっ?次?」
「そうだ。雲雀とツナの話だ」
「ははは!ツナ、頑張れよ」
「~~っ!十代目、俺が一番ですよねっ?!」
「え…あー…そ」
「そうだよなんて言ったら噛み殺すよ」
「ヒィィッ!スミマセンスミマセン!雲雀さんが一番ですっっ」
「なっ……じゅーだいめぇー…」
「獄寺、元気出せよな!」
「で…リボーン、次回はどん話なの?」
「次回はだな、ひば」
「ぎゃははははーっ!ランボさん登場!」
「うわっ!ランボ!?」
「ランボさん本編に出させてもらえなかったから、打ち上げ会に邪魔しに来たもんねー」
「…邪魔しないでくれる?」
「邪魔だ!向こう行け!牛ガキ!」
ドスッザクッ
ドカーーンッッ!
「ピギャーッッ!」
「うわーっ!ランボがーっ!」
「う…う゛っ…が…まん……うわ゛ぁぁーーん!」
ズドーーン!!
「ケホッ…ゴホッ…十年バズーカだっ」
「こんにちは…若きボンゴレ十代目…ここは?」
「あー知らなかったんだよね…「十代目とボム」の打ち上げ会だよ…」
「……聞いてなっ…いっ…うわ゛ぁぁん!」
「なーっ!そうだった十年後ランボも出てなかったんだーっ」
「はははっ面白いやつだなー」
「うるさいのが居なくなったからな。さっさと進めるぞ」
「で…次回は僕と綱吉の話みたいだけど、どんな話なわけ?」
「もちろん雲雀がツナを獄寺から強奪する話だ」
「んなーっ?!」
「面白そうだね…今からゾクゾクするよ」
「雲雀なんかに十代目は渡さねぇっ!」
「…それは無理な話だな」
「頑張れよツナ!応援してっからな!」
「てめぇは絶対次回も片思いで終わる」
「それが俺の設定だし?しょうがないしな」
「はひ~っ!なんかデンジャラスな話してますーっ」
「ツナ君、頑張ってね」
「ハルに京子ちゃんっ?!ちょっ…なんで?!つーか京子ちゃんに俺がホモ話やってたの知られたーっ!」
「俺が一回も出てなくて極限に悔しいぞーっ」
「うわっ京子ちゃんのお兄さんまで来ちゃったしっっ」
「つっ君~お母さん次回も出れるかしら~?」
「うわーっ!母さんまで来たーっ」
「群れるのは嫌いだから帰るよ」
「ちょっ…雲雀さん!次回の主役がいなくなったら困るって!!なんか一言っ!」
「………勝手に読めば?」
「な゛ーっ?!雲雀さんそんなんじゃ誰も読まないからっ…ぜひ読んでくださいっ!オレら頑張りますんで!」
「俺はぜってー出ないからなっ!」
「ちょっと獄寺君!そんなの無理っ」
「獄寺、ツナの為にも出てやれよなー」

「…強制退出だな」



「あの…なんで雲雀さんとリボーンとオレだけなの?他のみんなは?」
「あいつらが居ると終わらないからな。強制退出させた」
「やるな…それでこそ僕の認めたヤツだよ」
「雲雀、しっかりやれよな」
「ふん…指図されたくないね」
「雲雀さん~っ!お願いだから真面目にやってーっ」
「……綱吉の頼みだからね。少しは本気出すよ」
「良かったー…じゃあみなさん、次作楽しみにしてください…」
「俺も大活躍だ」ニカッ
「嘘言うなーっ!」
「そろそろ終わりの次回だね。僕と綱吉のラブラブ話、読まないと噛み殺すよ」
「らっ…ラブラブって?!」
「さ、早く撮影行くよ」
「えぇぇっ?!ちょっ…雲雀さん離してっ…リボーン助けて~っ!」
「スピー…」
「寝るなーっリボーンっっ!」

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遊びに来ました

こんにちは、549の王子です。
先日は我がサイトに来ていただき、ありがとうございました^^

早速エレナ様の小説を読ませてもらいました
めちゃくちゃステキじゃないですか!
ツナ受け主義な私にとっては目の保養にw
文の構成や、会話もとてもお上手で、見習わなければならない点がたくさんありました(^^;)

ではでは、これからも更新頑張ってくださいね!
短文失礼しました。
  • from 王子 :
  • 2009/01/20 (17:00) :
  • Edit :
  • Res

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プロフィール

HN:
堕天使エレナ
HP:
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
絵描き 執筆 読書 ゲーム 寝る 妄想 便せん作り
自己紹介:
うえのイラスト画像はいただきもの。
オンラインでは執筆を
オフラインではイラスト中心に活動中デス
ギャルゲー、音ゲー、RPG系、シュミレーションゲームが好き
格ゲーやアクションは苦手

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