ビスケット通信
小説(とたまに絵)を書いてるブログです。 現在更新ジャンルは本館で公開した物の再UP中心。 戦国BASARAやお題など。
カテゴリー「リボーン(獄寺×ツナ)」の記事一覧
- 2024.11.22
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- 2009.01.11
十代目とボム…2
- 2009.01.11
十代目とボム
- 2009.01.10
思いと気持ちは不安定
十代目とボム…2
- 2009/01/11 (Sun)
- リボーン(獄寺×ツナ) |
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「なぁリボーン…今日いつからいたの?」
獄寺と別れて、家についたツナは、ベッドにねっころがりながら話す
「ずっとだ」
リボーンは武器を手入れしている
「だからいつからだよ…」
「そうだな、山本が合流した辺りからだ」
「んなっ?!ってことは全部見てたんじゃん!」
「ああ。だからずっとだと言ったろ」
口をパクパクするツナを余所に、リボーンは武器を手入れし続けている
「はぁ~…」
「なんだツナ、ため息なんかついて」
平然と喋るリボーンに、ツナの気持ちが分かっているのかいないのか、ツナには全く分からない
「その…獄寺君っていつからオレを……そういう目で見てたんだろなぁ…」
「さぁな」
次の武器を手に取り、弾の残弾や、汚れてないかを確認する
(リボーンは変に思わないのかなぁ……オレに獄寺君が惚れてるってことに…それ以前に男同士だし…)
「世の中色々あるからな」
(こいつ本当に一歳なのか?知識とか考え方とか年寄り並みにだぞ…)
「特別だからな」
「ふーん…って、リボーン!さっきからオレの独り言に答えてるだろ!」
ニカッと笑うリボーンに、げしっ…と、ドロップキックを食らった
「俺は読心術を心得てるって言ったろ」
「いてて…」
「ツナ、もっと表情を変えないようにしろ。でないと考えが読まれるぞ」
さっきのキックが無かったかのように、武器の手入れに戻っていた
「それはリボーンだからであって…」
「獄寺や山本でも分かるくらい、ツナは単純だぞ」
「なっ……」
図星なので言い返せないのが悔しいツナ。
(くっそー…)
「雲雀を見習え」
「は?雲雀さん?」
「あいつは表情をほとんど変えないからな。まぁ俺は例外だが」
確かに雲雀は表情をほとんど変えない
不敵に笑うか、不機嫌そうな表情しか見たことはない
「雲雀でも喜んでたり怒ったとか表情してるんだぞ」
「え…そうだったの?」
リボーンは全ての武器をケースに戻している
(分からないなぁ…リボーンって何が分かって何が分からないのか…)
「なぁリボーン…って寝てるしっ!」
「スピー…」
はぁ…とため息をついた
「あーあ…リボーン寝ちゃったし、オレも寝るか…」
パジャマに着替えながら考える
(明日会ったらどう挨拶すればいいんだろ……うーん…)
その夜は、なかなか寝付けなかった
「おい、起きろ」
パシン
「んー…リボー…いってぇぇっ?!何すんだよリボーン?!」
叩かれた頬が時間差で痛み出す。
じんじんと痛む
「なかなか起きないからだ」
早く準備しろ、と急かされ、急いで着替える
(寝坊かなぁ…)
ふと時計を見る
「ってまだ6時?!いつもより一時間も早いじゃん?!寝かせろよリボー…」
「ツナ、カーテンを開けてみろ」
「は?」
言われた通りカーテンを開ける。澄みきった空が綺麗だった……が
「ごっ獄寺君っ?!なんでこんな朝早く…」
「前から朝早かったが、今日はかなり早いな」
「んなっ?!前から?!」
くしゃみしている獄寺を見て、おろおろと部屋の中をうろうろする
「早く準備しろ」
「あ、ハイッ!」
教科書を鞄につめて、一階に降りた
「あら、ツっ君今日は早いのねぇ」
「いいから早く飯作ってよ~っ」
洗面所に行き、顔を洗い、歯を磨いた
卵を焼くいい香りする
戻ると、すでに朝食の準備が整っていた
(母さんって凄いよなぁ…)
イスに座り、見回す
(静かだな…昔はこんな静かだったんだ…)
いつもの朝食風景を思いだし、くすっと笑った
「はいお味噌汁」
お味噌汁を受け取り、一口飲む
「ママンの味噌汁はいつも美味いな」
「あらリボーンちゃん、ありがとう」
てきぱきと朝食を胃に流し込み、席を立った
「じゃあ母さん、行ってくる」
「いってらっしゃい~気を付けるのよー」
靴を穿き、ドアを開けようとしたら
「ツナ」
いきなりリボーンに呼ばれ、ツナはびくっと振り返った
「なっ何?」
「いつも通りで行け。それと雲雀に気を付ろ」
「は?あ…うん?じゃあ行ってくる」
リボーンの言葉は半分理解し、半分意味不明で家を出た
「おはようございます!十代目!今日は早いですね」
「あ…うん、おはよう」
さっきリボーンに言われた事を思い出して、出来るだけいつも通りにする
(は…恥ずかしくて獄寺君の顔が見れない)
思わずはや歩きをしてしまうツナに、クックッと笑う獄寺
「何笑ってんだよっ」
獄寺が笑ってるのに気付き、後ろを振り返った
「いや…十代目が余りに緊張した顔してるもんでっ…ぷっ…」
「え…」
昨晩リボーンに言われた言葉を思い出して、かぐっとへこんだ
「じゅっ十代目っ?どうしたんですかっ?」
心配して、ツナの顔を覗きこむ。
「なんでもないよっ」
(そんなにオレって分かりやすいのかなぁ…)
むーっと唸るツナを、不思議そうに見た
「十代目」
「わぁっ?!な…何?」
呼び掛けられて飛び退いた
「寝癖ついてます」
「え…あー…気づかなかった」
(さっき洗面所で確認したはずなんだけどなぁ…後ろとか変になってたのかな?リボーンとか母さん教えてくれてもよかったのにっ)
悶々と考えるツナの頭を、わしわしと掻き乱し、丁寧にセットする
「十代目、直りましたよ」
「あ…ありがとう…獄寺君…」
(本当は髪を触りたかっただけなんすけどね…十代目には秘密です)
「手を、繋ぎませんか?」
「ばっばかっ!恥ずかしいから嫌だよっ」
耳まで真っ赤にして、目線を泳がせる
(十代目って本当に分かりやすいですよね…)
ふっと笑い、黙ってツナの手を取る
「ごっ獄寺君っ!」
「大丈夫ですよ!こんな朝早くに道歩いてるやつなんていな…」
「はよっ!獄寺、ツナ!」
ばっ と、お互い慌て手を離した
「……」
「はははっ!少しは周りを気にしろよー?じゃ!」
二人共真っ赤になりつつ、走っていく山本を見送った
「すみません…十代目」
「べっ別に獄寺君が謝ることないよっ」
学校につくまで、二人は終始無言だった
学校の正門を通ると…
「君ら、群れてるのは鬱陶しいよ?」
「雲雀恭弥っ!」
「雲雀さんっ!?」
二人はかなり驚いた
群れ、というのは3以上の個体の集まりをいう
が、雲雀は二人を見て確かに言った
「十代目に手出しはさせませんからっ!!」
「獄寺君…」
両手を広げて、ツナを守る
ツナも、ぎゅっと身を固くする
「クククッ…獲物を奪うのは簡単だってこと、忘れない方がいいよ」
不敵な笑みを浮かべて、雲雀は去って行った
「はぁ…」
雲雀が去ったのを確認し、ツナは肩の力を抜いた
「獄寺君、さっきの言葉…どういう意味なのかな…」
「くそっ…雲雀なんかに奪われてたまるものかっ…」
雲雀の宣戦布告に、拳を震わせ、凄い形相で雲雀の去った方向を睨んでいる
「獄寺…君?」
不安げに見つめる視線にはっとして、大丈夫です!と、笑って見せた
「雲雀まで参戦か…」
静かに見守る人物がいたことに、誰も気づかなかった
##あとがき##
なんだか大変な事になってきました…
ということで急遽【十代目とボム】は連載になります…かな?
基本的にそれぞれ一話完結のつもりで、話はちょっと繋がってる感じで
…雲雀さん、鷹のようにツナ狙ってます。
というか…雲雀のキャラがちょっと変かも…
気にしないで下さい…
雲雀理解不足だ…
というかうちの山本は影薄いねー…
まぁ山本をあまり理解してないってのもあるんだけどね
雲雀に続いて山本理解不足
あはは…
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十代目とボム
- 2009/01/11 (Sun)
- リボーン(獄寺×ツナ) |
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以外、リボーンの獄寺×ツナの小説
BL・ボーイズラブ・同性愛…の小説です
ぬるい15歳以上対象くらい?ですが、ボーイズラブに免疫の無い方や、獄寺×ツナが苦手な方はご遠慮下さいっ
「十代目ってよく見ると可愛いッスよね~」
「あははっ!確かにツナって可愛いかもなっ!」
「はぁっ?!なっ何言ってんの二人共っ?!」
【十代目とボム】
「あーあ…今日も体育でヘマやっちゃったよ…」
だらーんと項垂れている少年は、沢田綱吉。
焦げ茶色のツンツン頭をしていて、顔はいまいち、運動神経ゼロ、勉強出来ない、何をやってもダメダメな、通称「ダメツナ」
「十代目っ!気にすること無いッスよ!」
隣で一緒に下校しているのは獄寺隼人。銀色の髪に目つきの悪い目。おまけにゴツいアクセサリー。不良っぽいが勉強や運動はかなり出来る。武器はボム(爆弾)
「はぁ~あ…」
獄寺の気遣いの言葉も耳に入れず、とぼとぼと歩くツナ
「十代目~…元気だして下さいよー」
おろおろとする獄寺を見て、ツナはさらに項垂れた
「何の取り柄も無いオレの気持ちなんて獄寺君にはわからないよ…」
「十代目…」
今は学校帰り。いつも通り獄寺とツナは、一緒に帰っていた
「おーい!獄寺~ツナ~!」
獄寺とツナは、後ろを振り返った
「よっ!」
「あぁ山本か。どうしたの?たしか今日は少し居残り練習するんじゃなかったっけ…?」
「ん?ああ、やっぱりツナ達と一緒に帰りたいじゃん?」
山本は、獄寺とツナに並んで歩く
ぐるるるる…
「腹減った…あ、十代目!そこのコンビニでパン買いませんか?」
近くにあったコンビニに向かって指を指す
「えっ…オレはいいよ、獄寺君だけ行ってくれば?」
「そうですか…じゃあ十代目の分まで買ってくるッス!」
ダッシュでコンビニに入っていく獄寺
「えぇっ?ちょっ…獄寺君!?」
慌て追いかけようとするツナを、山本は止めた
「まぁいいじゃないか、ツナ!」
「はぁ…」
5分ほどして、獄寺がコンビニから出てきた
「十代目!どうぞ!」
獄寺は、ツナに向かってあんパンを差し出す
「あ…ありがとう獄寺君…あんパンだ」
戸惑いながらも受け取った
「獄寺!俺の分は?」
「あるわけねーだろっ」
「え…じゃあオレのあんパン半分あげるよ。はい、山本!」
「お、サンキューな!ツナ!」
あんパンの包装を開けて、半分個にして、山本に渡す
その様子を見て、獄寺はコンビニの袋を漁り、クリームパンを取り出す
「十代目!クリームパン半分と、あんパン4分の1と交換してください!」
「獄寺君、それはなんかオレの方が徳してる気がするんだけど…」
「お願いしますっ!」
ちょっとムッとした表情で言う獄寺に、ツナはため息をつく
「うーん…分かった。獄寺君が買ってくれたんだし、文句は言わないよ」
あんパンをもう半分に割って、獄寺のクリームパン半分と交換した
「ありがとうございますっ!十代目!」
「いや、お礼言うのオレの方なんだけど…」
「獄寺!俺とも交換するか?」
「しねーよっ!半分で十分だっ!」
歩きながらパンをかじる
「十代目ってよくみると可愛いッスよね~」
「あははっ!確かにツナって可愛いかもなっ!」
「は…はぁっ?!なっ何言ってんの二人共っ?!」
ツナは驚きの余りパンを落としそうになった
「すみませんっ!いえ…パンをかじってるとこがハムスターみたいで可愛かったもので…思わず口に出してしまいましたっ」
頭少し下げて謝る獄寺
「うんうん!リスとかにも似てるよなっ!」
「ふっ…二人共ーっ!」
顔を真っ赤にして起こるツナ
すると獄寺は、ふと思い付いた
「十代目の取り柄は可愛いとこですっ!」
グッと親指を立てて語る獄寺
「そんな取り柄はいらないよっ!」
「ま、いいじゃんかツナ!可愛いヤツってなかなかいないぞ!」
「それ褒めてないしっ!」
「あ、今日は早く帰んないといけないんだった。じゃあな!ツナ!獄寺!」
逃げるように、ぱたぱたと山本は走って行った
「早く帰んないといけないのになんで居残り練習してたのかなぁ…?なんでだろ…」
「練習してる時に早く帰んないといけないのを思い出したんじゃないんスか?」
獄寺の表情は少し嬉しそうに見えた
「…そうかもね」
獄寺と別れる道に着いた時に、獄寺が言った
「…十代目…さっきの嘘じゃないッスから」
「え?何が?」
驚いて獄寺を見ると、真剣な目でツナを見据えていた
「十代目、凄く可愛いくて、可愛いくて…」
何かを躊躇う用に、少し目を外す
「ご…獄寺…君?」
夕陽に、獄寺の銀髪がキラキラと輝いていて、とても綺麗だった
「十代目!」
「はっはいっ?!」
いきなり名前を呼ばれ、驚いてツナは声が上ずる
獄寺は、一歩、また一歩と、ツナに近づく。ツナの肩に手をかけ――………
「………?」
獄寺が、訝しげにあたりをキョロキョロと見回した
「どうしたの?獄寺君?」
「いや…誰か居た気がして…気のせいッスね…」
「…?」
ツナもあたりを見回したが、誰か居る気配はしなかった
「十代目、ちょっと寄り道しませんか?」
「え?あぁ…別にいいよ」
しばらくして獄寺とツナは、噴水のある近所の公園に着いた
「わーっ懐かしいなぁ!昔よくここで遊んだっけ…」
そういえばジャングルジムから落ちたなーとか呟きながら、ツナは公園を歩き回った
獄寺も、にこやかにツナの話に耳を傾くながら、一緒にあるいた
しばらく公園を歩いた後、ベンチに腰掛けた
「十代目」
獄寺は、ついさっきまでしていたようなにこやかな顔ではなく、意を決したような、真剣な顔だった
「何?」
ツナは、首を傾げて、少し上目遣いに見る
「いつまでも十代目についていきますから!」
「そっか…あ…ありがとう…」
照れくさそうに、苦笑いする
「何があっても…例え十代目が、ボンゴレファミリーの十代目じゃなくなっても…ずっと十代目を支えますから」
「…獄寺くん?」
獄寺がいつもと違い、真面目に話してるのを分かり、ツナは少し身構える
「十代目の右腕としてでなく…沢田綱の隣に一生居たいんです」
「う……ん?」
ツナは、何故自分がどきっとしたのか、まだ分からない
「だから……だから…」
獄寺は俯いて、表情はよく見えない
ツナは獄寺が何を言いたいのかよくわからなかった
親友なら、一生隣にいるのが当たり前…それなのに、獄寺は何を言いたいのか
ツナは、獄寺が喋るまでずっと考えた
「十代目」
「…何?」
最初と同じ会話をする
「俺、十代目が好きですから」
心を込めて、ゆっくりと言った
「僕も好きだよ?」
平然と答えるツナ。
「違うんですっ!…友情とかそういうんじゃなくてっ…」
「え?獄…寺君?」
意味が分かっていないツナに、獄寺はイラつく
「…十代目っ!」
「えっ?うわぁっ!?ぐっ!………ったぁ……何すんだよ獄寺君っ!!」
獄寺は、ツナをベンチに押し倒し、手首を押さえる
背中の痛さで顔を歪めるが、すぐにキッと獄寺を睨む
「なんだよ獄寺君っ!離してよっ!痛いってばっ…」
じたばたともがくが、獄寺はどいても離してもくれなかった
「好き…だったんでよ…ずっと前から…」
少し力を緩めて、ぽつりぽつりと話す
「え?獄寺君…?」
「きっと自分は、ただ憧れてるだけだって、自分にずっと言い聞かせてきたんです…
でも、十代目が山本とか、他の女と話してるとこを見てると…辛くって…苦しくなって…」
「………」
ツナは抵抗をするのも忘れ、ただ静かに、獄寺の聞く
「さっきも、山本が十代目にあんパン分けて貰ってるの、見てて悔しかったんです…それでっ…」
「あ…それで…交換して欲しいって言ったんだ…」
あたりは、夕闇に包まれてきていて、少し寒い
「十代目…俺っ!…十代目が好きですっ!友人としてじゃなく……」
そっと、やさしくツナに覆い被さる
ツナは、とても温かくて、心地よかった
「十代目を…愛し…て…」
ツナは、おもいっきり獄寺を抱き締めた
「獄寺君、ありがとう」
「十代目…」
体を離し、ベンチに座り直して、獄寺とツナは目を合わせる
「えっと、オレはまだ…獄寺君の期待に答えられる気持ちかは分からないけれどさ…ちょっと友情から出たくらいだけど…ね
オレも、好きだよ…」
頬を紅に染めて、照れくさそうに、はにかみながら告白した
「…十代目っ!」
「うわっ」
嬉しさのあまりに、ぎゅっとツナを抱き締めた
「ご…獄寺君っ!あの…その、恥ずかしいよ~っ…」
あたふたとしながらも、ツナもゆっくりと獄寺の背中に手を回す
しばらくして、少し体を離し、お互いすぐ近くで見つめあう
「ツ…ナさん……」
ツナは、初めて名前で呼ばれて、凄く嬉しくて、嬉しさが心に染み渡るような感覚がした
そっと…お互いの顔が近づく
「これからも、よろしくね…獄寺く…ん」
最後の言葉を言い切る時、唇が重なるった
何秒だろうか。長い間重ねあっている
どちらからともなく離れて、ふっと笑う
「うわぁー…オレファーストキスだよ…」
照れくさそうな、微妙なような笑みを浮かべた
「あ…すみません、十代目」
お互い微妙な苦笑いをする
「あはは…全くだよ。初めてが男とだなんて…思ってもみなかったなぁ……ねぇ、獄寺君」
そっと、耳元で囁く
「なんすか十代目…」
「さっきみたいに名前で呼んでほしいな…二人の…時…は…」
言った自負が恥ずかしくなり、声が小さくなる
「…はい、わかりました。十代目…いえ、ツナさん」
また一度、重ねあった。今度は先程より深く、優しく
「ん…はっ…」
「おい。獄寺、タイムオーバーだ」
「え?!」「なっ?!」
「獄寺!よかったな!」
意外な声が聞こえ、二人は慌てて離れた
「ちょっ…山本っ?!それにリボーンまでなんでここにっ…」
「てめーら…ずっと見張ってたのか…」
獄寺の手がわなわなと震える
「ばっちり見てたぞ!」
にこっと微笑む山本
「ツナ、これも人生経験だと思え」
ニカッと笑うリボーン
「え?えっ?何っ?!リボーンと…山本見てた…っていつから……えええぇぇぇぇーーーっっ?!そんなぁっ!」
「獄寺、ツナをしっかり支えろよ」
「わかってますよリボーンさん。それくらい覚悟の上ですから!」
「うわああぁぁぁっ!」
二人の恋愛は、波乱万丈にスタートする…
##あとがき##
友人にダメ出しされツナのセリフをちょっと加筆修正…
沢田綱→沢田綱吉
獄寺くん→獄寺君
山本くん→山本
僕→オレ
笹…ダメ出し有難うな
(><。)。。
もうなんか獄寺が可哀想な感じ
疎いというか鈍いツナとこの先進展はあるのか…
続きは書くか未定ですね。…やっぱり書くかも
とりあえず…その先は妄想におまかせしますvv
Webでなく同人誌で続き書くかもですが
いつか雲雀×ツナを書きたいなぁ…
やっぱりツナは受けオンリーだよね~
あと、雲雀×獄寺とか…
思いと気持ちは不安定
- 2009/01/10 (Sat)
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「あははははっ!やめろよ山本~!あはは…ひっ…」
山本にくすぐられて笑ってるツナを見たら、なんかイライラした
…なんだ?二人共こっちを見て驚いている…
「んー?獄寺どうした?そんな怖い顔して」
「…あ?」
いつのまにそんな怖い顔してたのか…
「獄寺君…?大丈夫?」
不安そうに覗きこんできた十代目に驚いて、顔を背けた
「大丈夫です。十代目!ちょっと外に行きましょう」
「はっ?何いきなり…」
混乱してる十代目の腕を掴み、山本の呼びかけを無視して引きずるように教室を出た
「ちょ…痛いって獄寺君!」
「あ…すいません」
慌てて腕を離してやる
…ちょっと腕が赤い
「獄寺君どうしたんだよ?山本置いてきちゃったし」
なっ…山本山本って…そんなに山本が大事なのかよ…
「で、何?なんか用があったんじゃないの?」
「…別に用はないッス…」
「はぁ?何も用ないのになんで連れ出したのさ?」
山本にくすぐられてる十代目をみて、ムカついたからとは言えない
「忘れてください十代目!さ、教室に戻りましょう!」
「変な獄寺君…」
まだ気づきたくはない
気づいたら、壊れそうで…
自分に言い聞かせる
好き
ではなく
憧れだと
ごまかした
山本にくすぐられて笑ってるツナを見たら、なんかイライラした
…なんだ?二人共こっちを見て驚いている…
「んー?獄寺どうした?そんな怖い顔して」
「…あ?」
いつのまにそんな怖い顔してたのか…
「獄寺君…?大丈夫?」
不安そうに覗きこんできた十代目に驚いて、顔を背けた
「大丈夫です。十代目!ちょっと外に行きましょう」
「はっ?何いきなり…」
混乱してる十代目の腕を掴み、山本の呼びかけを無視して引きずるように教室を出た
「ちょ…痛いって獄寺君!」
「あ…すいません」
慌てて腕を離してやる
…ちょっと腕が赤い
「獄寺君どうしたんだよ?山本置いてきちゃったし」
なっ…山本山本って…そんなに山本が大事なのかよ…
「で、何?なんか用があったんじゃないの?」
「…別に用はないッス…」
「はぁ?何も用ないのになんで連れ出したのさ?」
山本にくすぐられてる十代目をみて、ムカついたからとは言えない
「忘れてください十代目!さ、教室に戻りましょう!」
「変な獄寺君…」
まだ気づきたくはない
気づいたら、壊れそうで…
自分に言い聞かせる
好き
ではなく
憧れだと
ごまかした
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自己紹介:
うえのイラスト画像はいただきもの。
オンラインでは執筆を
オフラインではイラスト中心に活動中デス
ギャルゲー、音ゲー、RPG系、シュミレーションゲームが好き
格ゲーやアクションは苦手
感想・お問い合わせは下記マデ(☆を@に変えてねっ)
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