ビスケット通信
小説(とたまに絵)を書いてるブログです。 現在更新ジャンルは本館で公開した物の再UP中心。 戦国BASARAやお題など。
君はいつも熱を帯びている4
- 2008/11/16 (Sun)
- 君はいつも熱を帯びている(オリジナル) |
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もう10分経ってる…
ちょっと寒いかも…
まだ4月だもんね
辺りは静かだし…先生達私なんて探してないのかも…
私、寂しいの…かな…?
中学上がるまでは、病院のベッドの上で、ずっと一人だったから…
寂しいっていうのは、よく分からない…
自分でも分かるくらい人見知りだから、せっかく退院しても一人だった…
友達…欲しいけど、怖くって…
先生達ともなかなか話出来なかったなぁ…
「はぁ…」
溜め息をついても、辺りの静かさは分からない
「…君、新入生?入学式は始まってるけど?」
沈黙を破ったのは、低くて柔らかい声
「ひゃっ…!?」
知らない人に話かけられると、過剰に反応してしまう自分が…少し嫌い…
見上げると、ちょっと怖い男の人が、私を見ていた。
さっき声をかけたのは…?
「……?…大丈夫?」
少し目を細めて、話す人。
私を…心配してる…?
病院で人と話すと、みなこういう顔をする。
だから、人ってみんなこんな顔なのかなって、思ったり。
「はい…大丈夫で……っ?!」
男の人は、自分のジャケットを、私にかけた。
「寒いだろう?」
私が寒がってるの分かったなんて、少し嬉しい…
「えっと…ありがとうございます…」
「迷子…かな?」
「…っ…!」
この人、凄く鋭い…
「クス…案内するよ」
案内ってことは、男の人は学校の先生かな?スーツ着てるし。
「あ…はい」
ベンチを立ち上がって、鞄を持ち、歩きだす。
背…高いな、この人‥
「この学校広いからね。また迷子にならないように、気をつけてね?」
先生も最初は迷ったから…と、笑いながら言った。
無言で頷くと、前に体育館が見えてきた。
「僕は科学担当の石田 猟(イシダ リョウ)っていうんだ。君は?」
よりによって科学ですか…体育の次に苦手な科目です…
「山本 澪(ヤマモト ミオ)…です…」
「そう。じゃあ、澪ちゃん、またね」
「えっ?!…あ、はい。また」
澪ちゃん…って…名前で呼ばれちゃったよぅ…
今まで澪ちゃんって呼ばれたのは病院の人と家族だけだったから、凄くびっくりしちゃった…
結構フレンドリーな先生なのかな…
石田先生は、教師席に歩いていった。
私は、自分の席に(さっき先生に教えてもらった)座った。
入学式は、終わりを迎える。
†あとがき†
澪ちゃんは病院に入院してた事が発覚。
順調に書けてますが、いつ止まるか分かんないッス…
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オフラインではイラスト中心に活動中デス
ギャルゲー、音ゲー、RPG系、シュミレーションゲームが好き
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感想・お問い合わせは下記マデ(☆を@に変えてねっ)
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小説のお仕事、有料無料、業者同人問わず受けます
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