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ビスケット通信

小説(とたまに絵)を書いてるブログです。 現在更新ジャンルは本館で公開した物の再UP中心。 戦国BASARAやお題など。

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どきどきっ!セイントバレンタインデー(ヒバツナ)

バレンタインデー祭第1は、ヒバツナ話です
しかも2009年2月14~3月10日までfree配布!いないと思いますが、二次配布や文を加工するのは禁止です…




「綱吉、今日はバレンタインだよね」
「…え?あ、あぁ…そうですね…」
雲雀さんチョコ欲しいのかな?
うーん…一応チョコ準備してきたけどさ…
極々、普通のチョコなんだよね…
最近雲雀さんと付き合い始めたばかりで、バレンタインが近づいてたなんて忘れてたんだよなぁ…
分かってたら貯金していいチョコを買ってたのに…
「はぁ…」
「…綱吉?」
「何でもないです!」
どうしよう…いつ渡そう…
うーんと…
ん…?誰か廊下を走ってる
…うわぁ…雲雀さん凄い怒ってるよ~っ!
「十ー代ー目ーっ!」
「綱吉君!」
獄寺君と骸?!
こりゃ容赦ないなぁ…って…オレのこと呼んでる?
―――バタン!
「十代目っ!俺の愛を受け取って下さい!」
「いいえ、僕の素直な愛情を受け取って下さい!」
「わわわっ!?」
なんか獄寺君のチョコ高そうだし骸のチョコはなんか大きいよっ!!
「んだと?!てめぇは素直な愛なんて微塵もねぇだろーがっ!」
「クフフ…こういうのは言ったもん勝ちなんですよ」
ああぁぁ…雲雀さんが二人に近づいて…止めないと!
「君ら、僕の前――…綱吉?」
「雲雀さん!今日くらいは二人を見逃してやってくださいーっ!」
一生懸命腕にしがみつき、雲雀に攻撃させないようにする(多分雲雀は本気で振り払おうと思えば簡単だろうけどね…)
「二人共、ありがとう!」
にこっと笑うと、二人同時にチョコを渡してくれた
「十代目!一生懸命選びましたっ!」
「綱吉君、君のために甘い甘いチョコにしておいたよ。…クフフ」
なんか…骸が怪しいけど、気にしない気にしない…
「じゃあ獄寺君、また明日学校でね!骸もまた今度!」
骸と獄寺君を押して、応接室から追い出す
…いやだってさ、こうでもしないと雲雀さん怒り出しそうだし…
―――バタン…
「ふぅ…」
これで獄寺君達は無事だね…今日のところは
「…」
「わっ…!雲雀さんっ?!」
雲雀さんは、骸貰ったチョコを取り上げ、ビリビリと封を開け始めた
中からは黒い箱が出てくる
それを雲雀さんは…
「ちょっと…雲雀さんっ?!」
「見てなよ」
「え…?」
雲雀さんは窓を開けて、箱を開けると同時に、外に投げ飛ばした
モクモク…
「け…煙?しかもピンクの…」
なんか当たったら凄く危ない薬品っぽいんだけど…
「あ…スズメが…ふらふらしてる?」
「なんかしらないけど、開けなくて良かったね」
うーん…結局骸は何がしたかったんだろう?
「次は――」
「駄目だよ!獄寺君のは大丈夫だからっ!」
多分…
お店で買ってたっぽいし
「ふーん…じゃあ開けなよ」
「…はい?」
なんでここで開けないといけないんですか…?
「なんかやましい事でもあるの?」
いやそりゃないですけど…でも、せっかく獄寺君から貰ったプレゼントだから一人で見たいっていうか…
「そう」
あ、雲雀さんあっち向いてくれた…今開けろってことかな?
ガサガサ…ビリー…
やっぱりなんか高そうだよ…
蓋をドキドキしながら開けると…
「うわーっ!凄い美味しそう!」
色んな形のチョコが入ってるよ~!
「いただきまー…って雲雀さん先に食べないで下さいっ!」
「食べても大丈夫」
うん、それは知ってるよ
骸と違って、獄寺君はあんな危ない薬とか入れないよね
「じゃあオレも頂きます…?雲雀さん?」
なんで食べようとするのを止めるんですか…
「またなんかの予感ですか?」
野生の勘とか…雲雀さんならありそう
「これ」
雲雀さんがチョコをかじって、断面を見せてくれた
「…なんか入ってる?」
まさか獄寺君何か…
「ウイスキーボンボン」
ウイスキーボンボン…?
「つまり…お酒入りってことじゃ…えええっ?!」
相変わらず雲雀さんはぱくぱく食べてるし…そんなに食べて酔わないんですか?
…あと、一応オレのチョコなんですけど
「毎日少しづつ食べなよ」
「はぁ…わかりました…」
雲雀さんは食べなれてるのかなー
えーと…チョコが3分の1に減ってるよ…
たしか20個くらい入ってたはずなんだけどなぁ…
あ、そういえばオレのチョコ渡さないと…
「あの、雲雀さ…」
「綱吉…何?」
「っ?!」
顔が近いです雲雀さん…
…近すぎますっ!
近すぎて話せませんよっ…
「えと…これ…オレからのバレンタインチョコ…です」
おずおずと、震える手で、黒地に青のリボンの、小さな箱を雲雀さんに渡した
「ワォ…開けるよ」
…そこ普通開けていい?じゃないですか…
「どうぞ…」
――シュル…ペリ、ペリ…
「雲雀さんそんな丁寧に開けなくても…」
――カパリ
蓋を開けると、トリュフチョコが5つと、プラス小さな包みが1つ
「ありがとう」
チョコを一つ、手に取って食べてくれた
「美味しい…ですか?」
「うん。美味しいけど。食べる?」
「あ…はい」
あーん…と、口を開けた
が…入ってきたのは――
「んんっ?!んっ…あふ…ん」
口移しーーっ!?
苦くて…苦い
「ぷはっ…やっぱり苦いですね…」
雲雀さんは甘いの苦手そうだったから、苦いの買ったんだけど…凄く苦いよ…
「そう?ねぇ、こっちは何?」
一緒に入れておいたもう一つの包みに、手を伸ばした
「えぇーと…オレからのプレゼントです…雲雀さんに…」
ピリピリと袋の封を開ける
「…これ何?」
「…………………ヒバードです」
近所のデパートで見つけた、ヒバードにそっくりの、クリクリとした目なヒヨコのキーホルダー
「あの…それ、オレとお揃いなんです」
ほら、と、自分の鞄についたヒバードのキーホルダーを見せた
「嫌だったら着けなくてもいいですからっ…」
ちょっと雲雀さんが、あのキーホルダーを着けてる姿が想像つかない…
「ありがとう」
雲雀さんは鍵束を取りだし、キーホルダーを着けた


今日から二人だけのお揃い




「お返し楽しみにしときなよ」
お返しかー…なんか不安だけど…
楽しみにしておこう


end!

**あとがき**
一応バレンタイン小説です
甘かったのは口移しのあたりのみでしたね…(汗)
ヒバードキーホルダー欲しい…
あ、そういえばこの前雲雀様と骸様のガチャガチャストラップを発見しましたよ(欲しかった)
さて…本日もチョコを配りに出歩きに行きますかね
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プロフィール

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堕天使エレナ
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性別:
女性
職業:
学生
趣味:
絵描き 執筆 読書 ゲーム 寝る 妄想 便せん作り
自己紹介:
うえのイラスト画像はいただきもの。
オンラインでは執筆を
オフラインではイラスト中心に活動中デス
ギャルゲー、音ゲー、RPG系、シュミレーションゲームが好き
格ゲーやアクションは苦手

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