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ビスケット通信

小説(とたまに絵)を書いてるブログです。 現在更新ジャンルは本館で公開した物の再UP中心。 戦国BASARAやお題など。

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スイーツぱにっく!01

家庭教師ヒットマンREBORNの、BL二次創作です
えー…タイトル通り、コーヒー下さいってくらい甘い話…の予定(?)
…ツナ総受けです(相手が固定されてないわけです)
今回は山本×ツナです~






「よっ!ツナ!差し入れに来たのな!」
「え?山本?」
机に向いていた体を、窓に向けると、山本が靴を脱いで部屋に上がり込んできた
今日のツナはリボーンの丸々1日勉強の罰ゲーム真っ最中だ
外に出ることは許されず、トイレに行く時も、リボーンがドアまで付いくることに、ツナは呆れていた
…何故こうなったかというと、先日の小テストで5点という赤点(もちろん50点満点ではなく100満点中の)を取ったためであった
思考を現実に戻して、山本のために座布団を敷いた
「今日はツナの好きな物持ってきたんだなー」
ひょいっと、ツナに箱を渡した
ぱちくりと瞬きしながらそれを受け取り、白い小箱を開けた
「何?……わぁ…!山本、ありがとう!!」
中には、ツナの大好きな店のシュークリームが、可愛らしく7つ入っていた
「俺これ大好きなんだよねー!あれ…そういえば山本知ってたっけ?」
(教えたっけなぁ…?)
「んー?まぁな」
(獄寺から仕入れた情報とは口が裂けても言えないな…)
ニコニコとしている山本を横目で見つつ、シュークリームに手を伸ばして、口元に持っていき、シュー生地の香りを堪能する
スンスン…
そんな風に香りを嗅ぐツナを見てて、可愛いと思う自分は、やっぱり可笑しいのだろうか?
そんなことを考えつつ、山本もシュークリームに手を伸ばした
「いただきまーす!」
かぷっと、ツナはシュークリームに小さくかぶりついた
「お…美味しい…」
口内に、生クリームとカスタードクリームの甘さと香りが広がり、頬が綻ぶ
シュークリームはあっという間に無くなっていく
「ん~っっ!やっぱりシュークリーム最高っ!」
「そうだなー」
シュークリームを完食したツナを見ると、口の周りが生クリームでベトベトになっていた
「ツナ~ちょっと動くなよ?」
「えっ?」
ツナの隣までのそのそと近づいて、お互い向き合う
「山本?何?」
不思議そうに上目遣いで山本を見上げた
ツナの口元に手を持っていき、顎を捕らえると、唇の周りを親指で拭った
「ははっクリームついてる」
「え…」
拭った親指が離れて、山本の口元に運ばれていき、拭いとったクリームを舐めた
「~~っ!」
中学生にもなって…と恥ずかしくなり、慌てて自分で拭おうとしたら、山本が止めた
「?」
「俺が取ってやるな」
「…は?なっ……う…ゎ…ぁ…」
ペロペロと舐められる感触がくすぐったくて、上半身を後ろに引く
山本は止めるどころか、ツナの首筋に舌を這わせた
「ひゃっ…ちょっとっ?!山本?何っ?やぁ…」
不思議なくすぐったさと、恥ずかしくてどきどきと鼓動早まる心臓に、いつの間にか顔が熱い自分に混乱する
「あぁっ…ふぁ……や…やまもとっ!」
危うくシャツに手を入れられそうになったとこで、山本を押し飛ばした
「―っ!……あ…」
ツナに抵抗されたことによって、冷静になった山本は、罪悪感に胸を痛める
「ゴメンなツナ…悪気は無かったんだ…」
山本の酷く元気のない声に、ツナは悲しくなった
「山本、謝らなくていいよ…その、嫌だった訳じゃなくてさ……いきなりで恥ずかしかったんだよっ!」
耳を真っ赤にして、ぷいっとそっぽを向く
そんなツナに、山本は笑いを溢した
「そっかーうんうん」
「なっ何が可笑しいんだよ~っ!」
「はははー何でもないのな~」
「山本~っ!!」
逃げる山本に、真っ赤に怒って追いかけるツナ
今日もバタバタと、ツナの日常は飽きない毎日
(昔のオレには想像つかない日々だったなぁ~…)
許してあげようかなーと、ツナが考え始めた時、部屋のドアが開いた
「おめぇらうるさいぞ」
部屋に入って来たのは
黒いスーツを着て、同じく黒い帽子、その帽子の上にはカメレオンが乗っている
そして、全てを吸い込みそうな漆黒の瞳
―――リボーン
今日はいつもに増して黒く恐ろしいオーラを出していた
「うわぁっ!リボーン!?いっ今から勉強するからっ!」
その黒いオーラは、自分が勉強していなかったからだと思い、慌てて椅子に座って、勉強の続きに取り掛かる
「あー…じゃあツナ、また来るな」
「ゴメンな、見送ってやれなくて…」
「別にかまわねーって、それじゃなっ!」
「おい山本」
窓をガラガラと開けて出ていこうとした時、リボーンが呼び止めた
「なっなんだ?」
ギクリと動きが止まり、ギギギーと音がしそうな動きで後ろを振り返り、リボーン見る山本の顔は、少し青ざめていてひきつった笑顔
「お前を送ってやる。ツナ、俺が帰ってきたら休憩にするぞ。それまで自習だ。わかったな?」
リボーンは、山本の肩に飛び乗った
その表情は、帽子を深く被りっているためよく見えない
「リボーンが他人を送るなんて珍しいなぁ?まぁいいや。山本、また学校でね」
「ん…あぁ。また今度な…」
呑気に笑うツナに、山本は苦笑いで部屋を出ていった
「山本様子が変だったけど、体調悪かったのかなぁ?」
不安に思い、帰って来たリボーンに尋ねたが、「別に普通だったぞ」と返されたので、気にしなかった


月曜日になり学校に行った時、教室にいた山本が左腕を骨折のに気付き、どうしたのか訊いてみると
「いや、まぁ…ちょっとな…はははっ!」
山本は言葉を濁し、笑って誤魔化した


理由は土曜日に戻る
「……」
「山本」
ツナの家を出てからずっと黙り込んでる山本に、リボーンは冷めた声で話しかけた
「ん?」
返ってきた声のトーンは、普段通り
違うのは顔が青ざめているところ
「ツナと何してた」
「…いや、別に」
痛い視線に身が凍る山本
「もう一度訊くぞ。ツナとナニしてた」
「…一緒にシュークリーム食べただけだけど」
言葉を詰まらせながらも、なんとか喋った
「それで?」
「えーとな…」
先程の事を思い出し、更に気分が下がる
「やぁ。君ら二人で歩いてるなんて珍しいね」
ちょうどそこに、学ランを着た雲雀が登場した
「雲雀か。お前もこんな時間に何故居るんだ?」
山本の肩から飛び降りたリボーンは、雲雀に近づく
「ただなんとなく歩きたくなってね。それより何で君ら二人で歩いてるの?」
「実はな、山本がツナに」
「ボウズ、俺早く家に帰んねぇといけねーから、一人で帰るな!」
会話を中断させるように口を挟み、その場から去ろうとした
「綱吉に…何をした?」
「!?」
走りだしたとこで、雲雀が正面に回りこんできた
「ねぇ、教えてよ」
「……別になんもしてねぇけどな」
目を逸らすが、二人に増えた視線がかなり痛い
「僕の綱吉に手を出したんだ、わかるよね」
無表情で負のオーラ
「そうだぞ。俺のツナだからな。代償を払ってもらわねーと」
ニカッと笑い黒いオーラ
どちらも恐怖

全てを話すと
「ふーん。じゃあ噛み殺す」
「罪は重いぞ」
心臓に銃口、首にはトンファーが宛てられた



ツナに手を出した罰は重い
ライバルからの襲撃
でも、ツナに触れられるなら、少しくらいどうって事ない
そんな事を山本が考えてると、ライバルは皆知っている。非
皆同じ事を思っている
もし獄寺が山本と同じ事をしたら、山本自身も襲撃に加わる
その時獄寺は、罰なんて気にもとめないだろう
山本と同じく、それが代償なら…と
だからこそ、皆誰よりも早く手にいれようと必死になる
ライバルの隙をついて手を出したり、逆にライバルの邪魔をしたり。時には協賛したり

いつかツナが一人を決める時まで、続くだろう


この愉快な争奪戦が






**あとがき**
最後の語り意味不明(汗)

甘かったのかな?
ちなみに最後の語りんとこの「協賛」は、情報交換会とかの事~
ツナの欲しいゲームは…
ツナをどきっとさせる言葉は…
ツナの今日のパンツの色は…
とか、語りあってます(笑)

んー…メンバーは誰でしょうねぇ…
うちのとこは
獄寺、雲雀、山本、骸、ディーノ、シャマルですかね
時々にリボーンも参加
その時はツナの私物を沢山持ってくるとかこないとか
きっと雲雀は盗撮映像を持ってきたり(着替えシーンとか)
骸はツナのイロイロな幻想を生み出したりするんでしょうねー
うん、想像するだけで楽しいですね~

とりあえず
ここまで読んで下さり有り難うございました~

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プロフィール

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堕天使エレナ
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性別:
女性
職業:
学生
趣味:
絵描き 執筆 読書 ゲーム 寝る 妄想 便せん作り
自己紹介:
うえのイラスト画像はいただきもの。
オンラインでは執筆を
オフラインではイラスト中心に活動中デス
ギャルゲー、音ゲー、RPG系、シュミレーションゲームが好き
格ゲーやアクションは苦手

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