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ビスケット通信

小説(とたまに絵)を書いてるブログです。 現在更新ジャンルは本館で公開した物の再UP中心。 戦国BASARAやお題など。

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スイーツぱにっく!02

「ふわぁ~…暇だなぁ…」
山本を見送りにリボーンは部屋を出ていった後、ツナは早速退屈していた
仕方なく問題をやるが、全く解らず手につかないし、漫画を手にするもいつリボーンが帰ってくるかという緊張で読む気にはなれない
「喉乾いた…」
部屋を出て一階に降りると、ランボとイーピンが追っかけっこをしている
「ガハハハハ~ブロッコリーだぞ~っ!」
「またやってるよ…」
はぁ…
ため息をつきながらリビングのドアを開け、キッチンに向かい、冷蔵庫を開けてサイダーを取り出した
「あ、アイス見っけ!ラッキー」
氷を取ろうと冷凍庫を開けたら、チョコバニラアイスキャンディが入ってた
アイスを取り出すと、サイダーの容器を冷凍庫に戻す
スキップしながらキッチンを出て、自分の部屋に向かい、部屋のドアを開けた
―――ガチャ
「……は?」
ドアを開けたとこで動きが止まった。部屋に誰かいるのだ
部屋の真ん中には青い髪の青年が一名
その青年がこちらを振り返った
「綱吉君!遅いですよ~どれだけ待ったと思ってるんですか?あ、それ僕にですか!ありがとうございます!」
青年の瞳は、右側が青く、左側は赤い。しかも六の文字が浮かんでいた
―――六道骸
「ごめんごめん~…って呼んでないし!っていうかなんで骸がここにいるんだよっ?!それにアイスは俺のだからっ!」
長いツッコミに息を切らせつつ、ドアを閉めて勉強机に向かった
「もちろん、綱吉君に会いに来たんですよ」
骸は机に肘をついて、口の端を上げ、目を細めて愉快そうに笑った
「ははは…それはどうも…」
何がどうもなんだと内心ツッコミつつも、アイスの袋を開けた
「綱吉君はアイスがすきなんですね」
「うん。美味しいからね」
ペロペロとアイスを舐めながら、シャーペンをプリントに走らせる
アイスを食べたお陰で頭がスッキリしたのか、問題がいくらか解った
「クフフ…綱吉君がアイスを舐めてると凄くそそ」
「何か言った?」
骸の危ない発言を発しそうになったのをギロリと睨み、視線で止めた
目線をプリントに戻して、勉強を再開
―――カチ…カチ…カチ
部屋には時計の音のみがしていて、とても静か
静かなのだが…
「骸…ジーっと見てないでよ…」
ため息をつきながら、後ろを振り返った
「…見てませんよ?あ、もしかして僕を意識して」
「ないからっ!」
「クフフ…意地っ張りですねぇ…そこもまた可愛いですよ~♪」
(可愛いって…)
男としてのプライドに若干ダメージを受けたが、聞かなかったことにしてプリントを再開した
(……わ…解んない…)
むーっ…と顔をしかめて悩んでいると、骸がプリントを覗きこんできた
「教えてあげましょうか?」
「ちょっ…耳元で囁かないで下さいよっ///」
耳を真っ赤にして後退りをすると、骸が更に顔を近づけてきた
ぎゅっと目を瞑り、何をされるのかドキドキする
「ここはπ-1です」
「え?…あ、うん…ありがとう…」
目を開けると、骸は正面に立って、綱吉を見下ろしていた
(うわーうわーっ…オレなんか変にドキドキしちゃったよ…恥ずかしーっ!)
「骸、残りのアイスあげるよ…」
赤面しつつ、アイスを骸に渡して、答えを記入した
「クッフフ~♪綱吉君と間接「煩い」…はぁ…次の問題は解りますか?」
またもや骸の問題発言にうんざりしながら、プリントの問題を軽く見つめた
「多分…解ると思う」
プリントの端に式を書きながら答えを考えていると、骸が指をぴっと指してきた
「ここ、式が間違ってますよ」
「え?」
骸は身を屈めて、綱吉からシャーペンを取り、プリントの端にスラスラと式を書いていく
「この場合は…」
(うわぁ…字が獄寺君みたいに綺麗だなー)
「……というわけです。これで計算すれば、答えが出ます」
「あ、ありがとうございます…」
書かれた式を参考に、計算をしていった
それからも、ちょこちょこ教えてもらいながらも、プリントは終わった
うーん…と背筋を伸ばして、大きく深呼吸した
「お疲れ様です!」
「骸ありがとうな~マジ助かったー!これでリボーンに怒られずに済むよ~」
勉強机にバタリと突っ伏した
「じゃあ授業料を頂いていいですか?」
「……?」
顔を上げて、骸を見た
「クフフ…勉強を教えて差し上げたのですからお礼を頂かないと」
妖しげな笑みを浮かべて、綱吉に詰め寄る
「授業料…お礼は何が欲しいんですか」
恐る恐る聞くと、骸はにっこりと笑い、綱吉の耳元に顔を寄せた
「そうですねぇ…では、綱吉君からキスをしてもらいましょうか?」
耳元で囁かれて、ゾクゾクとした疼くような感覚が全身に渡り、ドキドキする
「…っ!だっ駄目ですっ!なんで骸さんにきっ…キ…スをしなくちゃいけないんですかっっ!それ以前にオレ男ですよっ?男が男にキスされてうれしいんですかっっ?!」
真っ赤になりながら訴えると、骸は笑顔でさらりと答えた
「問題が有りますか?別に性別なんて関係ありません。僕は綱吉君だから嬉しいんですよ」
「んなっ?!」
骸は綱吉の腰を挟むように、椅子に手をついてきた
「でっででででもでもっ!!無理ですってば!」
羞恥のあまり言葉が上手く喋れない
しかも骸は更に足の間に膝を割り込まれて、逃げられなくなり、綱吉は更に慌てる
「さぁ、綱吉君♪」
骸ひ目を閉じてじっと待っている
(ちょっとちょっと~っ?!本気なの骸さんっ!?どうしたらいいんだよ~っっ!……あ~もうっっ!こうなったらヤケだっ!)
骸の服にしがみつき、軽く、ちょこっと唇をつける
「…~~っ!骸さんっ!もういいでしょっ!早く退いて下さいっっ!!」
照れくさくて、ぷいっとそっぽを向く
「綱吉君とキスをしちゃいました…しかも綱吉君から僕にキスをっ!!もう今死んでもいいくらい幸せで…あぁ…でも今死ぬならせめて綱吉君とデートしたりえr」
「わーわーっ!もう喋らないでーっっ!」
もぐっと手で骸の口を塞いだ
「ってなんで口押さえられてんのに喜んでんのっ?!」
骸の顔がにやけ過ぎて不気味だ…そう綱吉思っていると…
「骸はMかもな」
3人目の声がいきなりしてびっくりした綱吉は、慌てて口を塞いでた手を離した
「あ、リボーンお帰り~…なぁ、骸ってやっぱりそうなのか?」
訝しげに骸を見つめてみた
「クフフ…出来れば僕は攻めたい方ですが綱吉君になら僕は攻められてもい」
「いいなんて言わないでよねっ!」
(ったく…骸さんはなんでこう怪しい発言ばかりなんだよ…)
「そういえばツナ、プリント終わったのか?」
「あ、うん!骸さんのお陰で全部出来たよ!」
プリントを手に取って、リボーンに渡すと、リボーンはざっとかんたんに見た
「…じゃあ休憩だな。骸、充分楽しんだだろ。用が無いならとっとと帰れ」
――カチャリ
骸の額に銃を突きつけた
「クフフー冗談が過ぎますよ~……それでは綱吉君、次僕が来たときは是非綱吉君を抱か」
「とっとと帰れーっっ///」
どんっ!
窓の縁に腰かけていた骸を綱吉は突き飛ばした
その顔は真っ赤に染まってたそうで
「ツナ、ちょっとこっち向け」
「ん?なんだよ?」
言われた通りリボーンの方に振りかえると、真っ黒な漆黒の瞳が綱吉を捕らえた
「顔を貸せ」
「は?顔?なん」
「うるせーぞ。つべこべ言わず顔貸せ」
―――カチャリ
「ヒイッ?!わっ分かったよ…」
銃を突きつけられて悲鳴を上げたが、それにリボーンは全く同様しなかった。まぁ、一流のマフィアだからね
綱吉は渋々腰を下ろして、顔をリボーンに近づけると、リボーンの小さな口が綱吉の唇にキスをした。
しかもペロリと唇を舌で舐めた
「っ?!リボーンっ?!」
リボーンの行動にびっくりして、すっとんきょうな声を上げた
それにリボーンはクスリと笑い、帽子を深くかぶる
「消毒だ」
「はぁ?消毒?消毒ってなんの……――ってまさか骸にオレがキスをしたとこ見てたのかよっ?!」
「さぁな」
一言告げると、リボーンはハンモックに飛び乗り、静かに寝息をたて始めた
「全く…なんなんだよ…あ。」
シュークリームがあったのを思いだし、骸に出せば良かったなぁ…と思った
「まぁ、後でリボーンやランボにあげるか…」
その様子を思い浮かべ、ふわりと笑うと、不思議と心が温かくなった








**あとがき**
更新してなくてスミマセンっ
ネタが思い浮かばなくて…あと、モノクロB4ポスターのヒバリ様イラストの下書きで書く気力が無かったんですよー
まぁ言い訳はこのあたりにして…
今回ムクツナだったわけですが~
若干スレツナっぽかったですかね?いやでも綱くんは照れてるだけなんですよ~?そういう言葉になれてない感じですかね(ニマニマ)
相変わらず骸様は変態ですね
いいんですよ。骸は変態がお似合いです(殴)
(*六v<*)/~
そんで最後の方がリボツナ風味ですね
うん、難しー
とりあえず、ここまで読んでくださりありがとー御座いました☆

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堕天使エレナ
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女性
職業:
学生
趣味:
絵描き 執筆 読書 ゲーム 寝る 妄想 便せん作り
自己紹介:
うえのイラスト画像はいただきもの。
オンラインでは執筆を
オフラインではイラスト中心に活動中デス
ギャルゲー、音ゲー、RPG系、シュミレーションゲームが好き
格ゲーやアクションは苦手

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