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ビスケット通信

小説(とたまに絵)を書いてるブログです。 現在更新ジャンルは本館で公開した物の再UP中心。 戦国BASARAやお題など。

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蕩ける太陽、微笑む月(光就/R18/その2)



「光秀、光秀…っ、はよう、どうにか…ぅっ」
 痛みではないが、狂いそうな辛さに歪む顔で、なんとか慈悲をと訴える。
 誇り高き毛利の者がなんという落ちぶれ様か――そんなことは、快楽だけを求めている今の思考では微塵にも考えられなかった。
「本当に辛そうですね…大丈夫ですよ、楽にしてさしあげますから…」
「っ!あっ、ふぁ」
 光秀は上に乗しかかり、挿れるかと思えばそうでなくて、膝で逸物をぐにぐにと刺激を与え始めた。
「あっ、は…うあ、はっ…」
 下劣な、と思うよりも、その待ちわびた快感に体が悦びに跳ねた。
 自ら腰を動かして、更に快楽を追い求める。
「淫乱で、卑しい元就公…」
「ひっ、あ、はあっ、あっ、んあぅっ!……はっ…はぁ…」
「おや、もうイってしまいましたか」
 絶頂の余韻に頭を朦朧とさせながら、自分でもその達する早さに驚く。
 媚薬の効果もあるのだが、それよりも、こんなに優しく…否、普通と比べればきついだろうが、我らの普段からしたらずっとずっと優しい刺激だ。
 今日の光秀はどうかしたのだろうかと不審に思ったが、再び勃起し始めた物にまたも息が苦しくなり、思考が微睡む。
「ん…は…光秀……はよう、どうかっ」
「挿れて欲しい、と…?」
 卑しい笑みでの質問に対し、こくこくと頷いて求めた。
「中に、欲し…っ、あぁっ!」
 ぐっと膝を持ち上げ、勢い良く中に挿入された。逃がさんばかりに締め付ければ、光秀は顔を歪めた。
「良い締め付け、ですよ……ん」
「っ!」
 深い口付け。
 それ自体は初めてではないからに驚かないが、それよりも、もう何ヵ月としていなかったその口付けをされたことに驚いた。
 絡む舌は懐かしい昔の光秀を思い出させる。
「は…んんっ、光秀…ちゅ」
 大切にするような、緩い腰の動き。
 普段ならばそれを優しさと感じ喜べるのだが、だが今は…。
「ん、ふ…足りないのですか?」
「ああ…足りぬ、もっと刺激を、くれねば我は…我は…」
 慈悲を乞う言葉は快楽に溺れきっていて、譫言のよう。
 変わってしまった光秀に慈悲を求めても無駄だと思っていたが、今の光秀ならばもしかしたらと、淡い期待。
「ええ、いいですよ…」
「ん、あぁっ、はうっ、あ」
 与えられる、激しい突き込み。
 拘束されたままの両手を光秀の首に回し何とかしがみついて、もっと、もっと深く繋がりたいと足を腰に絡み付かせた。
 荒い息づかいと中で感じる熱、昂り。
 それらが嬉しくて、悦びに満ち溢れる。
「いいっ、光秀…あっ、い…ふあ、はっ、んっ…は、気持ち、い」
「私もっ、いいです…元就公…っ」
 求めて求められて。
 そんな、喜び、悦び、歓び、どれかは分からぬが、いつ以来だっただろうか。
 痛め付けられる日々だったが、やはり光秀から昔の面影が消えたわけでは無いと、思いたい。
「はひ…あ…っ!」
 仰け反る背筋を突き抜けた、電流のような、快感。
 媚薬のせいだけじゃない、愛情による悦び。
 愛しい、愛しい…愛しい。
「っ…元就公…」
 感度の上がった中がきゅっと締まり、光秀の物を締め付ける。
「あ、う、いく…っ、みつひ、あっ…も、無理…ぃっ」
「一緒に、ですね」
「そ…だ、はむっ、ん、ふむぅ、んんっ」
 答えるやすぐに求められた口吸いに上手く応えることすらままならなくて、必死にしがみつくことしか出来ずに、ただひたすら快楽を追い求めた。
 絶頂の手前、白む、意識。
「んっ、ん―――っ!!」
 悲しみなど無い、愛しさと嬉しさの絶頂。
「っ…」
 注がれていく熱、奮える体。
 愛しい愛しい…愛しい。
 それを最後に、意識を失った。




 意識が落ちる寸前に。
『―――愛しています』
 そう聴こえたような気がした。

――――――――――――――――――
2011.5.11.

【あとがき的な言い訳的な色々】
久々のリクエスト更新なような気がします…
あた様リクエストの「普段は鬼畜or変態な光秀にやさしくされて内心ビックリな元就様」というリクエストでした。
…なんですかね、裏になってしまいました。きっと鬼畜変態がやさしくするっていうのがエロい響きに変換されてしまいこういう話になってしまったんではないかと。
頑張って書きたいです書いたつもりですがこんな話で良かったのでしょうか(笑)
とりあえず久々のエロで興奮したのでまたエロ書きたいでs(ry

リクエストありがとうございました!
あた様のみお持ち帰り及び転載可です!
またのリクエストお待ちしてます♪
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蕩ける太陽、微笑む月(光就/R18/鬼畜裏→甘/その1 )

*若干どろどろしてます。
*話の深い意味は考えるほど分からなくなるので気にしないも良し、深く考えるのも良し、ご自由に…。
―――――――




「外に出ましょうか」
 そう言われて、思考停止した。
「…?」
「今日は機嫌が良いので、貴方と外へ行こうかと。たまには貴方も陽射しを浴びねば」
 こちらの返答を待たずに、光秀が鎖を引っ張って、無理矢理に立ち上がらせられる。
 今までずっと暗い屋内に閉じ込めたきりだったのに珍しい、と思った。




「ひ、ひぃあっ…ん、うっ…!」
 悲鳴に近い声が出る。
 痛く、苦しく、辛く。
 息をすることすらままならず。
 痛む両手。手枷により拘束されたままの両手では、口から漏れる唾液を拭うことも出来ない。
 あれから目隠しをされ、何処へ連れて行かれるかも分からずにひたすら歩かされ、漸く目隠しを外されたかと思えば何処かの森らしい場所。少し拓けた場所だが生い茂った草木から人の侵入が拒まれる地なのだと思った刹那――突然地面に押し倒されて、いつものように淫行に至った次第。
 外での行為には固い地面に背骨が痛み、体が悲鳴を上げた。
 生い茂る雑草が擦れて、体に擦り傷を作り、それに加え光秀の噛み付きも相まっている。
 それ等により出来た傷などにより生まれた血の匂いと、潰れた草の汁の匂いが鼻腔を掠めた。
「っ…う、くっ…は」
 背中に爪を立てられ、苦痛に涙を溢す。
 血が滲みそうな痛みに草を握り締めて、くり返される淫辱行為にただひたすら耐えた。
 己の体に慣らしもせず無理矢理その意気立った物を挿入し、繰り返し幾度と犯す光秀は狂気の沙汰に染まりきっていた。
 恍惚とした表情の光秀が、微笑む。
 それが慈しみや愛しみの微笑みでないことは、今まで重ねた行為から、察したくはないが、自然と察してしまった。
 異物を入れられるか、それとも爪をたてられるか。それら仕打ちを思い出すだけで傷口が、ずくずくと痛んできた。
「んっ……ぁ…光秀」
 ふと痛みを与えていた逸物が引き抜かれた感覚に、名残惜しさを感じてしまう己が浅ましく思う。
 視線を光秀に向ければ、くすっと笑われた。何か、可笑しかっただろうか。
「おやおや随分と名残惜しそうな目をしていらっしゃる…」
 そう言い携えた微笑みは変わらずに、光秀は淡紫色の巾着袋から小瓶をひとつ取り出した。内容物は何だろうか。
「四つん這いになってください」
 なにをされるか恐ろしという反面、徐々に期待で早まっていく鼓動。そんな浅ましい心身に感じる嫌悪感。
 痛む体を庇いながら起き上がって四つん這いになれば、
「はぅっ」
 高さが足りなかったらしく、ぐいっと両手で腰を高く持ち上げられる。
 不意の刺激にぴくりと震えた体。
 きゅぽんと小瓶の蓋を開ける音が聴こえ、後孔を指で押し広げられるのを感じた。体の中に何か入れられるらしいが、それが潤滑油の類いではないだろうなと思う。
「んっ…冷たい…」
 予想は当たり、ぴくりと体を震わせると同時、冷たい液体が腸内に注ぎ込まれるのを感じた。
 内に指で塗り慣らされ、その粘膜内を弄られた事による微々な快楽と、傷ついた粘膜に感じる痛み。
 液体が掻き混ぜられる卑猥な水音は、聴覚の刺激というものから興奮という快楽に変換され、痛みに弛緩しきっていた逸物が弛く起立してしまう。
「あ…ぅあっ」
 それに気付いたか否や、或いは元からするつもりであったのかは分からないが、逸物自体にも液体が丹念に塗りこまれた。
「はっ、あ…あっ、ふぅっ…」
 手のひら全体に、指先で細部へと塗り広げられ、その手つきは優しくありながらも弱い部分は強く刺激するという、久しい直接的な快感に再度身を震わせる。
 空いた手が太ももに這わされる。
 くすぐったいような、だがその擽ったさがぞくぞくとさせられる間接的な気持ちよさ。所謂性感帯。光秀はそれを分かっていて、その性感帯を触り刺激し愛撫するのだ。
「ふふ、くすぐったいですか?」
「ん、結構…な」
 初々しい恋人同士の戯れにも似た会話の雰囲気。幾月振りだろうか。暫しの監禁により分からなくなった年月からは分からないが、その懐かしさに胸があたたかくなった。
 与えられる、体への口付け。太ももに、恥骨や尻全体。
 久々な優しい愛撫に昂る興奮。
「ん……あ、はっ…はぁ、み…光秀……何や、変っ…だっ」
「…何がですか?」
 光秀の変わり様もなのだが、
「か、らだ、熱…ぃ」
 熱くなっていく体に異変を感じた。特に、秘部が異常に熱を帯びている。
 更には呼吸が乱れていき、じっとしていては気が狂ってしまいそうな性急さに駈られてゆく。
「そうでしょうね、此処もかなり…」
「ひぁんっ!!」
 いきなりぎゅっと逸物が掴まれ、突然走った快感に早すぎる絶頂を迎える。
「あ、はあっ…ひ…はっ」
 達した事で脱力し、力の入らなくなった腕は、ずるずると体を地に伏せさせた。
 …が、そう時間も経たずに達したばかりなはずの逸物が膨張してゆく。
 ちくちくと触れる草が体を刺激して、熱くなった体はそれすらも快感に変えている。
 足りない足りない、足りない。
「腰、動いてますよ、元就公?」
「っ……う、るさ…ぃ」
 意識せずとも体が勝手に快楽を求め、腰が動いてしまうのは悲しい性、否定が出来ない。
 だが、きっと両手を拘束されていねば今にも手で触れていたかもしれない。それほどにも昂ってしまい、どうしようもない衝動に襲われている。
 媚薬の効果であるらしい異常な反応に、狂いそうだ。
「光秀、手、外しては…くれぬ、か」
 振り向いて、願い乞う。
 だが光秀は微笑んで、体をなぞるだけで。
「あ…あぁ…光秀、あっ」
 残念ながら願いは無言で却下され、体をうつ伏せから仰向けに返された。

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【出張キャラ日記!】明智と毛利in例大祭その後

「いやぁ例大祭楽しみました…まあ使用した額はzeroyenですがね」
「うむ、合同誌主催者にも参加者にも色々会えたからな。金にはかえられぬ出会いをはたしてきた」
「酉殿や古宮酉…ほた殿にミミ尽ク。の方に…」
「あと、しもつき殿やけだま殿、悠里縞殿にも会えたな」
「浴衣良かったですよね、誰とは言いませんが」
「うむ。あとはコスプレしていた者も似合っていたな、誰とは言わぬが」
「スケブも描いていただきましたし!満足な一日でしたよ」
「途中で初見の者にピクシブやツイッター情報を聞き出してしもうたわ」
「さっそく素敵な方々をフォロー及びマイピク申請しにいかねばね、忘れないうちに」
「…アフターも良かったな」
「ええ、1000円ぴったりにならないだろうかーとやってみたり、スプーンでポテト刺しやるだとか、ポテトの辛いのに当たってみるだとか」
「そういえば自己紹介で名前言い忘れたな…迂闊」
「大丈夫ですよ、中には古宮殿が名前を呼んでいて気付いた方もいらしたみたいですし」
「ふむ、なれば良いが…」
「にしても差し入れ品が緑康青汁って…元就公、なんか年寄r」
「それしか無かったのだ」
「…皆さん飲んでいただけましたかねぇ」
「牛乳でと勧めたからな、感想が楽しみぞ」
「特に古宮殿は、ね(笑)」
「結果どうなるやら、な…」
「楽しみですよ、とてもね!」
「我はどうでも良い…」
「さて、フォローしに行きましょうか元就公」
「ああ、行くか」
「行きましょう」

蕩ける太陽、微笑む月(光就/R18/その2)



「光秀、光秀…っ、はよう、どうにか…ぅっ」
 痛みではないが、狂いそうな辛さに歪む顔で、なんとか慈悲をと訴える。
 誇り高き毛利の者がなんという落ちぶれ様か――そんなことは、快楽だけを求めている今の思考では微塵にも考えられなかった。
「本当に辛そうですね…大丈夫ですよ、楽にしてさしあげますから…」
「っ!あっ、ふぁ」
 光秀は上に乗しかかり、挿れるかと思えばそうでなくて、膝で逸物をぐにぐにと刺激を与え始めた。
「あっ、は…うあ、はっ…」
 下劣な、と思うよりも、その待ちわびた快感に体が悦びに跳ねた。
 自ら腰を動かして、更に快楽を追い求める。
「淫乱で、卑しい元就公…」
「ひっ、あ、はあっ、あっ、んあぅっ!……はっ…はぁ…」
「おや、もうイってしまいましたか」
 絶頂の余韻に頭を朦朧とさせながら、自分でもその達する早さに驚く。
 媚薬の効果もあるのだが、それよりも、こんなに優しく…否、普通と比べればきついだろうが、我らの普段からしたらずっとずっと優しい刺激だ。
 今日の光秀はどうかしたのだろうかと不審に思ったが、再び勃起し始めた物にまたも息が苦しくなり、思考が微睡む。
「ん…は…光秀……はよう、どうかっ」
「挿れて欲しい、と…?」
 卑しい笑みでの質問に対し、こくこくと頷いて求めた。
「中に、欲し…っ、あぁっ!」
 ぐっと膝を持ち上げ、勢い良く中に挿入された。逃がさんばかりに締め付ければ、光秀は顔を歪めた。
「良い締め付け、ですよ……ん」
「っ!」
 深い口付け。
 それ自体は初めてではないからに驚かないが、それよりも、もう何ヵ月としていなかったその口付けをされたことに驚いた。
 絡む舌は懐かしい昔の光秀を思い出させる。
「は…んんっ、光秀…ちゅ」
 大切にするような、緩い腰の動き。
 普段ならばそれを優しさと感じ喜べるのだが、だが今は…。
「ん、ふ…足りないのですか?」
「ああ…足りぬ、もっと刺激を、くれねば我は…我は…」
 慈悲を乞う言葉は快楽に溺れきっていて、譫言のよう。
 変わってしまった光秀に慈悲を求めても無駄だと思っていたが、今の光秀ならばもしかしたらと、淡い期待。
「ええ、いいですよ…」
「ん、あぁっ、はうっ、あ」
 与えられる、激しい突き込み。
 拘束されたままの両手を光秀の首に回し何とかしがみついて、もっと、もっと深く繋がりたいと足を腰に絡み付かせた。
 荒い息づかいと中で感じる熱、昂り。
 それらが嬉しくて、悦びに満ち溢れる。
「いいっ、光秀…あっ、い…ふあ、はっ、んっ…は、気持ち、い」
「私もっ、いいです…元就公…っ」
 求めて求められて。
 そんな、喜び、悦び、歓び、どれかは分からぬが、いつ以来だっただろうか。
 痛め付けられる日々だったが、やはり光秀から昔の面影が消えたわけでは無いと、思いたい。
「はひ…あ…っ!」
 仰け反る背筋を突き抜けた、電流のような、快感。
 媚薬のせいだけじゃない、愛情による悦び。
 愛しい、愛しい…愛しい。
「っ…元就公…」
 感度の上がった中がきゅっと締まり、光秀の物を締め付ける。
「あ、う、いく…っ、みつひ、あっ…も、無理…ぃっ」
「一緒に、ですね」
「そ…だ、はむっ、ん、ふむぅ、んんっ」
 答えるやすぐに求められた口吸いに上手く応えることすらままならなくて、必死にしがみつくことしか出来ずに、ただひたすら快楽を追い求めた。
 絶頂の手前、白む、意識。
「んっ、ん―――っ!!」
 悲しみなど無い、愛しさと嬉しさの絶頂。
「っ…」
 注がれていく熱、奮える体。
 愛しい愛しい…愛しい。
 それを最後に、意識を失った。




 意識が落ちる寸前に。
『―――愛しています』
 そう聴こえたような気がした。

――――――――――――――――――
2011.5.5.

蕩ける太陽、微笑む月(光就/R18/鬼畜裏→甘/その1 )

*若干どろどろしてます。
*話の深い意味は考えるほど分からなくなるので気にしないも良し、深く考えるのも良し、ご自由に…。
―――――――――――



「外に出ましょうか」
 そう言われて、思考停止した。
「…?」
「今日は機嫌が良いので、貴方と外へ行こうかと。たまには貴方も陽射しを浴びねば」
 こちらの返答を待たずに、光秀が鎖を引っ張って、無理矢理に立ち上がらせられる。
 今までずっと暗い屋内に閉じ込めたきりだったのに珍しい、と思った。




「ひ、ひぃあっ…ん、うっ…!」
 悲鳴に近い声が出る。
 痛く、苦しく、辛く。
 息をすることすらままならず。
 痛む両手。手枷により拘束されたままの両手では、口から漏れる唾液を拭うことも出来ない。
 あれから目隠しをされ、何処へ連れて行かれるかも分からずにひたすら歩かされ、漸く目隠しを外されたかと思えば何処かの森らしい場所。少し拓けた場所だが生い茂った草木から人の侵入が拒まれる地なのだと思った刹那――突然地面に押し倒されて、いつものように淫行に至った次第。
 外での行為には固い地面に背骨が痛み、体が悲鳴を上げた。
 生い茂る雑草が擦れて、体に擦り傷を作り、それに加え光秀の噛み付きも相まっている。
 それ等により出来た傷などにより生まれた血の匂いと、潰れた草の汁の匂いが鼻腔を掠めた。
「っ…う、くっ…は」
 背中に爪を立てられ、苦痛に涙を溢す。
 血が滲みそうな痛みに草を握り締めて、くり返される淫辱行為にただひたすら耐えた。
 己の体に慣らしもせず無理矢理その意気立った物を挿入し、繰り返し幾度と犯す光秀は狂気の沙汰に染まりきっていた。
 恍惚とした表情の光秀が、微笑む。
 それが慈しみや愛しみの微笑みでないことは、今まで重ねた行為から、察したくはないが、自然と察してしまった。
 異物を入れられるか、それとも爪をたてられるか。それら仕打ちを思い出すだけで傷口が、ずくずくと痛んできた。
「んっ……ぁ…光秀」
 ふと痛みを与えていた逸物が引き抜かれた感覚に、名残惜しさを感じてしまう己が浅ましく思う。
 視線を光秀に向ければ、くすっと笑われた。何か、可笑しかっただろうか。
「おやおや随分と名残惜しそうな目をしていらっしゃる…」
 そう言い携えた微笑みは変わらずに、光秀は淡紫色の巾着袋から小瓶をひとつ取り出した。内容物は何だろうか。
「四つん這いになってください」
 なにをされるか恐ろしという反面、徐々に期待で早まっていく鼓動。そんな浅ましい心身に感じる嫌悪感。
 痛む体を庇いながら起き上がって四つん這いになれば、
「はぅっ」
 高さが足りなかったらしく、ぐいっと両手で腰を高く持ち上げられる。
 不意の刺激にぴくりと震えた体。
 きゅぽんと小瓶の蓋を開ける音が聴こえ、後孔を指で押し広げられるのを感じた。体の中に何か入れられるらしいが、それが潤滑油の類いではないだろうなと思う。
「んっ…冷たい…」
 予想は当たり、ぴくりと体を震わせると同時、冷たい液体が腸内に注ぎ込まれるのを感じた。
 内に指で塗り慣らされ、その粘膜内を弄られた事による微々な快楽と、傷ついた粘膜に感じる痛み。
 液体が掻き混ぜられる卑猥な水音は、聴覚の刺激というものから興奮という快楽に変換され、痛みに弛緩しきっていた逸物が弛く起立してしまう。
「あ…ぅあっ」
 それに気付いたか否や、或いは元からするつもりであったのかは分からないが、逸物自体にも液体が丹念に塗りこまれた。
「はっ、あ…あっ、ふぅっ…」
 手のひら全体に、指先で細部へと塗り広げられ、その手つきは優しくありながらも弱い部分は強く刺激するという、久しい直接的な快感に再度身を震わせる。
 空いた手が太ももに這わされる。
 くすぐったいような、だがその擽ったさがぞくぞくとさせられる間接的な気持ちよさ。所謂性感帯。光秀はそれを分かっていて、その性感帯を触り刺激し愛撫するのだ。
「ふふ、くすぐったいですか?」
「ん、結構…な」
 初々しい恋人同士の戯れにも似た会話の雰囲気。幾月振りだろうか。暫しの監禁により分からなくなった年月からは分からないが、その懐かしさに胸があたたかくなった。
 与えられる、体への口付け。太ももに、恥骨や尻全体。
 久々な優しい愛撫に昂る興奮。
「ん……あ、はっ…はぁ、み…光秀……何や、変っ…だっ」
「…何がですか?」
 光秀の変わり様もなのだが、
「か、らだ、熱…ぃ」
 熱くなっていく体に異変を感じた。特に、秘部が異常に熱を帯びている。
 更には呼吸が乱れていき、じっとしていては気が狂ってしまいそうな性急さに駈られてゆく。
「そうでしょうね、此処もかなり…」
「ひぁんっ!!」
 いきなりぎゅっと逸物が掴まれ、突然走った快感に早すぎる絶頂を迎える。
「あ、はあっ…ひ…はっ」
 達した事で脱力し、力の入らなくなった腕は、ずるずると体を地に伏せさせた。
 …が、そう時間も経たずに達したばかりなはずの逸物が膨張してゆく。
 ちくちくと触れる草が体を刺激して、熱くなった体はそれすらも快感に変えている。
 足りない足りない、足りない。
「腰、動いてますよ、元就公?」
「っ……う、るさ…ぃ」
 意識せずとも体が勝手に快楽を求め、腰が動いてしまうのは悲しい性、否定が出来ない。
 だが、きっと両手を拘束されていねば今にも手で触れていたかもしれない。それほどにも昂ってしまい、どうしようもない衝動に襲われている。
 媚薬の効果であるらしい異常な反応に、狂いそうだ。
「光秀、手、外しては…くれぬ、か」
 振り向いて、願い乞う。
 だが光秀は微笑んで、体をなぞるだけで。
「あ…あぁ…光秀、あっ」
 残念ながら願いは無言で却下され、体をうつ伏せから仰向けに返された。

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プロフィール

HN:
堕天使エレナ
HP:
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
絵描き 執筆 読書 ゲーム 寝る 妄想 便せん作り
自己紹介:
うえのイラスト画像はいただきもの。
オンラインでは執筆を
オフラインではイラスト中心に活動中デス
ギャルゲー、音ゲー、RPG系、シュミレーションゲームが好き
格ゲーやアクションは苦手

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