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ビスケット通信

小説(とたまに絵)を書いてるブログです。 現在更新ジャンルは本館で公開した物の再UP中心。 戦国BASARAやお題など。

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石田 猟プロフィール

~プロフィール1~
名前は?***石田 猟
ふりがな***いしだ りょう
服は?***普段からスーツ
職業は?***高校の科学顧問
性格は?***自分ではクール。他人から見るとフレンドリー
誕生日は?***2月14日
瞳の色は何色?***青
髪の色は何色?***銀
血液型は?***O型
長所***フレンドリーで優しいとこ
短所***自分には厳しく他人に甘いとこ
身長・体重は?***182cm、70キロ
眼鏡はかけてる?***かけてるけど休日はコンタクトにしてる
得意な科目は?***科学、数学。面白いから
苦手な科目は?***とくになし。強いて言えば体育、技術
好きな四文字熟語***臨機応変
好きなタイプは?***何事にも一所懸命な人
嫌いなタイプは?***不良
どんな家?***マンション
ペットは?***熱帯魚
好きな色は?***群青色
猫派?犬派?***猫
好きな番組は?***グルメ番組
特技***料理
趣味***グルメ旅、読書
悩みは?***偏頭痛
好きな映画は?***ホラー
あだ名・ニックネーム***りょうちゃん
つき合った人の数***5人
好きな料理***和食
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君はいつも熱を帯びている4


もう10分経ってる…

ちょっと寒いかも…
まだ4月だもんね

辺りは静かだし…先生達私なんて探してないのかも…


私、寂しいの…かな…?


中学上がるまでは、病院のベッドの上で、ずっと一人だったから…
寂しいっていうのは、よく分からない…

自分でも分かるくらい人見知りだから、せっかく退院しても一人だった…

友達…欲しいけど、怖くって…

先生達ともなかなか話出来なかったなぁ…

「はぁ…」

溜め息をついても、辺りの静かさは分からない

「…君、新入生?入学式は始まってるけど?」

沈黙を破ったのは、低くて柔らかい声

「ひゃっ…!?」

知らない人に話かけられると、過剰に反応してしまう自分が…少し嫌い…

見上げると、ちょっと怖い男の人が、私を見ていた。
さっき声をかけたのは…?

「……?…大丈夫?」

少し目を細めて、話す人。

私を…心配してる…?
病院で人と話すと、みなこういう顔をする。
だから、人ってみんなこんな顔なのかなって、思ったり。

「はい…大丈夫で……っ?!」

男の人は、自分のジャケットを、私にかけた。

「寒いだろう?」

私が寒がってるの分かったなんて、少し嬉しい…

「えっと…ありがとうございます…」

「迷子…かな?」

「…っ…!」

この人、凄く鋭い…

「クス…案内するよ」

案内ってことは、男の人は学校の先生かな?スーツ着てるし。

「あ…はい」

ベンチを立ち上がって、鞄を持ち、歩きだす。

背…高いな、この人‥

「この学校広いからね。また迷子にならないように、気をつけてね?」

先生も最初は迷ったから…と、笑いながら言った。

無言で頷くと、前に体育館が見えてきた。

「僕は科学担当の石田 猟(イシダ リョウ)っていうんだ。君は?」

よりによって科学ですか…体育の次に苦手な科目です…

「山本 澪(ヤマモト ミオ)…です…」

「そう。じゃあ、澪ちゃん、またね」

「えっ?!…あ、はい。また」

澪ちゃん…って…名前で呼ばれちゃったよぅ…

今まで澪ちゃんって呼ばれたのは病院の人と家族だけだったから、凄くびっくりしちゃった…

結構フレンドリーな先生なのかな…

石田先生は、教師席に歩いていった。

私は、自分の席に(さっき先生に教えてもらった)座った。


入学式は、終わりを迎える。



†あとがき†
澪ちゃんは病院に入院してた事が発覚。
順調に書けてますが、いつ止まるか分かんないッス…


君はいつも熱を帯びている3

ん…?

あの少女どこに行くんだ?

体育館は左だぞ?
迷子…なわけないよな…

「おはようございます!」
「…ああ、おはよう」

ここから離れる訳にもいかない…

だが…いや、大丈夫だろう。
他の教師が見つけるだろうしな。


入学式が始まる5分前…

いくらなんでもこの時間に来る新入生はそうそういないはずだ。

体育館に、急ぐ。


体育館に入り、教師席へと座った。

「今年は問題児いないといいですねぇ…ん?佐藤先生?キョロキョロしてどうかしましたか?」

隣にいたベテラン教師石田が、私の挙動不審さに気がつく。

--あの少女は…?

辺りを見回し、同じ顔、髪型の女子生徒がいないか探していた

「……いえ、なんでもありません…」

名前を知っていれば、名簿を調べて来たかどうか確認出来るんだが…

「あの、石田先生…髪を腰まで長くおろしてる新入生を見ませんでしたか?」

「わからないねぇ…佐藤先生、その生徒がどうかしたんですか?」

当然、300人近くいる生徒をいちいち覚えているはずはないのだが。

「いえ、気にしないで下さい」

微かな期待も虚しく、入学式の始まる知らせを、チャイムは奏でた。


新入生代表者が、舞台に上がり、語り始めた。

--早く終わってほしい

あの少女の事が頭から離れなくて、新入生代表の言葉なんて、耳に入らなかった。

「石田先生、教師挨拶の後…少し抜けさせて頂けませんか?」

「珍しい…佐藤先生、なにか急用ですかな?」

急用と言われれば急用な気もする。
理由は-…

--あの少女が…不安になっているかもしれないから…

「-…ええ、弟から呼ばれまして。大事な相談があると」

…もちろん、嘘だ。

弟はいるが、大事な相談だなんて今まで一度も受けたことはない。

「…そうですか、じゃあ、私が言っておきますから、佐藤先生行ってきて下さいよ」

なんと優しい先生か…いや、貫禄のある腰の据えた先生だ。
私は石田先生を、教師として、人生の先輩として尊敬している。
私もこんな先生になりたいものだ…

「すみません…じゃあ、失礼します…」

静かに立ち、あまり音を立てずに体育館を出た。
…扉の音は、静かに出来なかったが、大丈夫だろう。


少女の曲がったあの先は、中庭に繋がる道。
途中に別れ道があったとしても、普通は真っ直ぐ行くはず…

「はぁ…」

…いた…

長い黒髪を風邪にそよがせ、噴水前のベンチにちょこんと座っていた。

その表情は--俯いていて、分からない。

ゆっくり近づき、そっと声をかけた。

「…君、新入生?入学式は始まっているけど?」

「ひゃっ…!?」

よほど驚いたのか、ビクッと体を震わせて、私を見上げた。
少女の黒い瞳が、真っ直ぐ私を見る。

…澄み切った綺麗な瞳をしている…魅入ってしまいそうだ…

これが、初めて少女と交わした会話だった…




**†あとがき†**
長くなってしまいましたね…
弟がいることが発覚。兄と違って生意気です
まぁ、いつか登場すると思います
どんな役にするかワクワクします…(>ω<)

君はいつも熱を帯びている2

‡入学式‡


今日は高校の入学式。

私は、新たな一歩を歩み始める。

頑張って受験した高校。精一杯頑張っていこう。

ふと、空を見上げる

たとえ悲しい未来が待っていても
前に向かって
精一杯、進めるとこまで進む。

この桜の妖精に誓う。

妖精なんてってみんないうけど、私は信じる。

とても素敵じゃない?

きっと、ニコニコと楽しそうにおしゃべりしてると思うな


雲一つない、透き通る空。
桜の花びらが、舞い散る桜並木道。

緊張と不安を胸に抱いて、私は新たな学校に向かう。
この道を毎日通るのだと思うと、心が弾んだ。

そういえば、正門に男の先生が立っていた気がする。

うっかり挨拶し忘れた…

まぁ…
これから毎日通うんだし、明日挨拶すればいいよね?


確か、体育館は
正門を通って右に行き、真っ直ぐ行くと体育館だったはず


…じゃなかったっけ?

多分ここは学校の中庭かだと思う

噴水があって
地面は芝で
ベンチも置いてあるが、レジャーシートを敷けば、ちょっとしたピクニックみたい。

入学式の日に迷子なんて…

ついてないよ…

ひとまずベンチに座り、休憩をとる。

はぁ…
誰かに見つけてもらえるまで、ここにいよう…


しばらくすると、チャイムの音が、辺りに響いた。

もう入学式始まっちゃったか…

先生達探してるだろうな…
早く見つけてよ~っ…



†あとがき†
生徒側のお話
次回やっと二人が出会います
さて…どうしましょうか…
小説って難しいねー
私の場合エロ方向に脱線しそうになります…
精進精進…
だーっ…
妄想に収めておくか同人誌に書くかにしよう…
番外編として
ま、番外編を作るにはこの物語をある程度完成させないとねっ
頑張るぞ~

君はいつも熱を帯びている



**入学式**



今日は高校の入学式。

私は、高校に科学の教師として勤めている。

教師暦7年。今年で30になるが、いまだ独身だ。

周囲からは、ある名前で呼ばれている。


「氷の仮面をかぶった天使」

と。

意味はよくわからないが、30代にもなって王子と呼ばれるのは、少し恥ずかしい。

今日は入学式。教壇に立って8年目になる、最初の1日目。

雲一つない、透き通る空。

さくらの香りが、甘く広がる桜並木道。

緊張と興奮を胸に抱いて、学校に入ってくる新入生達。

4回目に見る光景だ。
1回目は生徒として。
2回目からは教師としてこの光景を見てきた。

何度見ても変わらない光景だと、今まで思っていた。
だが、今年は何か起きるような予感がした。



私は正門に立ち、門を通る生徒達を見守る。

何十人と生徒が通り過ぎていく中、一人だけ目立つ女子生徒がいた。

普通の生徒なのだが、不思議なオーラを放っていた。
吸い込まれるような瞳。
凛々しい顔立ち。
すらりと長い手足。
どれもが輝いて見えた。

何年、いや10年以上忘れていた何かを見ているような気分になる。

ふと、その生徒が足を止め、上を見上げる。
その仕草が、儚さを感じるような感じがした

私もつられて、その先を見る。

桜がひらひらと、紙吹雪のように舞っている。

桜の舞い散る中で佇む少女は、何を思っているのだろうか?


あの少女が、私のクラスに入ってほしい。
ふと、そう思った。

視点を戻すと、少女はすでに歩き始めていた。

私は、少女が見えなくなるまで
後ろ姿を眺めていた。



**†あとがき†**
切ない恋物語を目指しております…
1話目は先生からの視点で書いてみました
次回は女子生徒の視点から書いてみることにします
奇数話は先生、偶数話は生徒の視点で定着すればと思ってます

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プロフィール

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堕天使エレナ
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性別:
女性
職業:
学生
趣味:
絵描き 執筆 読書 ゲーム 寝る 妄想 便せん作り
自己紹介:
うえのイラスト画像はいただきもの。
オンラインでは執筆を
オフラインではイラスト中心に活動中デス
ギャルゲー、音ゲー、RPG系、シュミレーションゲームが好き
格ゲーやアクションは苦手

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