ビスケット通信
小説(とたまに絵)を書いてるブログです。 現在更新ジャンルは本館で公開した物の再UP中心。 戦国BASARAやお題など。
スイーツぱにっく!02
- 2009/02/07 (Sat)
- リボーン(ツナ総受け) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
「ふわぁ~…暇だなぁ…」
山本を見送りにリボーンは部屋を出ていった後、ツナは早速退屈していた
仕方なく問題をやるが、全く解らず手につかないし、漫画を手にするもいつリボーンが帰ってくるかという緊張で読む気にはなれない
「喉乾いた…」
部屋を出て一階に降りると、ランボとイーピンが追っかけっこをしている
「ガハハハハ~ブロッコリーだぞ~っ!」
「またやってるよ…」
はぁ…
ため息をつきながらリビングのドアを開け、キッチンに向かい、冷蔵庫を開けてサイダーを取り出した
「あ、アイス見っけ!ラッキー」
氷を取ろうと冷凍庫を開けたら、チョコバニラアイスキャンディが入ってた
アイスを取り出すと、サイダーの容器を冷凍庫に戻す
スキップしながらキッチンを出て、自分の部屋に向かい、部屋のドアを開けた
―――ガチャ
「……は?」
ドアを開けたとこで動きが止まった。部屋に誰かいるのだ
部屋の真ん中には青い髪の青年が一名
その青年がこちらを振り返った
「綱吉君!遅いですよ~どれだけ待ったと思ってるんですか?あ、それ僕にですか!ありがとうございます!」
青年の瞳は、右側が青く、左側は赤い。しかも六の文字が浮かんでいた
―――六道骸
「ごめんごめん~…って呼んでないし!っていうかなんで骸がここにいるんだよっ?!それにアイスは俺のだからっ!」
長いツッコミに息を切らせつつ、ドアを閉めて勉強机に向かった
「もちろん、綱吉君に会いに来たんですよ」
骸は机に肘をついて、口の端を上げ、目を細めて愉快そうに笑った
「ははは…それはどうも…」
何がどうもなんだと内心ツッコミつつも、アイスの袋を開けた
「綱吉君はアイスがすきなんですね」
「うん。美味しいからね」
ペロペロとアイスを舐めながら、シャーペンをプリントに走らせる
アイスを食べたお陰で頭がスッキリしたのか、問題がいくらか解った
「クフフ…綱吉君がアイスを舐めてると凄くそそ」
「何か言った?」
骸の危ない発言を発しそうになったのをギロリと睨み、視線で止めた
目線をプリントに戻して、勉強を再開
―――カチ…カチ…カチ
部屋には時計の音のみがしていて、とても静か
静かなのだが…
「骸…ジーっと見てないでよ…」
ため息をつきながら、後ろを振り返った
「…見てませんよ?あ、もしかして僕を意識して」
「ないからっ!」
「クフフ…意地っ張りですねぇ…そこもまた可愛いですよ~♪」
(可愛いって…)
男としてのプライドに若干ダメージを受けたが、聞かなかったことにしてプリントを再開した
(……わ…解んない…)
むーっ…と顔をしかめて悩んでいると、骸がプリントを覗きこんできた
「教えてあげましょうか?」
「ちょっ…耳元で囁かないで下さいよっ///」
耳を真っ赤にして後退りをすると、骸が更に顔を近づけてきた
ぎゅっと目を瞑り、何をされるのかドキドキする
「ここはπ-1です」
「え?…あ、うん…ありがとう…」
目を開けると、骸は正面に立って、綱吉を見下ろしていた
(うわーうわーっ…オレなんか変にドキドキしちゃったよ…恥ずかしーっ!)
「骸、残りのアイスあげるよ…」
赤面しつつ、アイスを骸に渡して、答えを記入した
「クッフフ~♪綱吉君と間接「煩い」…はぁ…次の問題は解りますか?」
またもや骸の問題発言にうんざりしながら、プリントの問題を軽く見つめた
「多分…解ると思う」
プリントの端に式を書きながら答えを考えていると、骸が指をぴっと指してきた
「ここ、式が間違ってますよ」
「え?」
骸は身を屈めて、綱吉からシャーペンを取り、プリントの端にスラスラと式を書いていく
「この場合は…」
(うわぁ…字が獄寺君みたいに綺麗だなー)
「……というわけです。これで計算すれば、答えが出ます」
「あ、ありがとうございます…」
書かれた式を参考に、計算をしていった
それからも、ちょこちょこ教えてもらいながらも、プリントは終わった
うーん…と背筋を伸ばして、大きく深呼吸した
「お疲れ様です!」
「骸ありがとうな~マジ助かったー!これでリボーンに怒られずに済むよ~」
勉強机にバタリと突っ伏した
「じゃあ授業料を頂いていいですか?」
「……?」
顔を上げて、骸を見た
「クフフ…勉強を教えて差し上げたのですからお礼を頂かないと」
妖しげな笑みを浮かべて、綱吉に詰め寄る
「授業料…お礼は何が欲しいんですか」
恐る恐る聞くと、骸はにっこりと笑い、綱吉の耳元に顔を寄せた
「そうですねぇ…では、綱吉君からキスをしてもらいましょうか?」
耳元で囁かれて、ゾクゾクとした疼くような感覚が全身に渡り、ドキドキする
「…っ!だっ駄目ですっ!なんで骸さんにきっ…キ…スをしなくちゃいけないんですかっっ!それ以前にオレ男ですよっ?男が男にキスされてうれしいんですかっっ?!」
真っ赤になりながら訴えると、骸は笑顔でさらりと答えた
「問題が有りますか?別に性別なんて関係ありません。僕は綱吉君だから嬉しいんですよ」
「んなっ?!」
骸は綱吉の腰を挟むように、椅子に手をついてきた
「でっででででもでもっ!!無理ですってば!」
羞恥のあまり言葉が上手く喋れない
しかも骸は更に足の間に膝を割り込まれて、逃げられなくなり、綱吉は更に慌てる
「さぁ、綱吉君♪」
骸ひ目を閉じてじっと待っている
(ちょっとちょっと~っ?!本気なの骸さんっ!?どうしたらいいんだよ~っっ!……あ~もうっっ!こうなったらヤケだっ!)
骸の服にしがみつき、軽く、ちょこっと唇をつける
「…~~っ!骸さんっ!もういいでしょっ!早く退いて下さいっっ!!」
照れくさくて、ぷいっとそっぽを向く
「綱吉君とキスをしちゃいました…しかも綱吉君から僕にキスをっ!!もう今死んでもいいくらい幸せで…あぁ…でも今死ぬならせめて綱吉君とデートしたりえr」
「わーわーっ!もう喋らないでーっっ!」
もぐっと手で骸の口を塞いだ
「ってなんで口押さえられてんのに喜んでんのっ?!」
骸の顔がにやけ過ぎて不気味だ…そう綱吉思っていると…
「骸はMかもな」
3人目の声がいきなりしてびっくりした綱吉は、慌てて口を塞いでた手を離した
「あ、リボーンお帰り~…なぁ、骸ってやっぱりそうなのか?」
訝しげに骸を見つめてみた
「クフフ…出来れば僕は攻めたい方ですが綱吉君になら僕は攻められてもい」
「いいなんて言わないでよねっ!」
(ったく…骸さんはなんでこう怪しい発言ばかりなんだよ…)
「そういえばツナ、プリント終わったのか?」
「あ、うん!骸さんのお陰で全部出来たよ!」
プリントを手に取って、リボーンに渡すと、リボーンはざっとかんたんに見た
「…じゃあ休憩だな。骸、充分楽しんだだろ。用が無いならとっとと帰れ」
――カチャリ
骸の額に銃を突きつけた
「クフフー冗談が過ぎますよ~……それでは綱吉君、次僕が来たときは是非綱吉君を抱か」
「とっとと帰れーっっ///」
どんっ!
窓の縁に腰かけていた骸を綱吉は突き飛ばした
その顔は真っ赤に染まってたそうで
「ツナ、ちょっとこっち向け」
「ん?なんだよ?」
言われた通りリボーンの方に振りかえると、真っ黒な漆黒の瞳が綱吉を捕らえた
「顔を貸せ」
「は?顔?なん」
「うるせーぞ。つべこべ言わず顔貸せ」
―――カチャリ
「ヒイッ?!わっ分かったよ…」
銃を突きつけられて悲鳴を上げたが、それにリボーンは全く同様しなかった。まぁ、一流のマフィアだからね
綱吉は渋々腰を下ろして、顔をリボーンに近づけると、リボーンの小さな口が綱吉の唇にキスをした。
しかもペロリと唇を舌で舐めた
「っ?!リボーンっ?!」
リボーンの行動にびっくりして、すっとんきょうな声を上げた
それにリボーンはクスリと笑い、帽子を深くかぶる
「消毒だ」
「はぁ?消毒?消毒ってなんの……――ってまさか骸にオレがキスをしたとこ見てたのかよっ?!」
「さぁな」
一言告げると、リボーンはハンモックに飛び乗り、静かに寝息をたて始めた
「全く…なんなんだよ…あ。」
シュークリームがあったのを思いだし、骸に出せば良かったなぁ…と思った
「まぁ、後でリボーンやランボにあげるか…」
その様子を思い浮かべ、ふわりと笑うと、不思議と心が温かくなった
**あとがき**
更新してなくてスミマセンっ
ネタが思い浮かばなくて…あと、モノクロB4ポスターのヒバリ様イラストの下書きで書く気力が無かったんですよー
まぁ言い訳はこのあたりにして…
今回ムクツナだったわけですが~
若干スレツナっぽかったですかね?いやでも綱くんは照れてるだけなんですよ~?そういう言葉になれてない感じですかね(ニマニマ)
相変わらず骸様は変態ですね
いいんですよ。骸は変態がお似合いです(殴)
(*六v<*)/~
そんで最後の方がリボツナ風味ですね
うん、難しー
とりあえず、ここまで読んでくださりありがとー御座いました☆
山本を見送りにリボーンは部屋を出ていった後、ツナは早速退屈していた
仕方なく問題をやるが、全く解らず手につかないし、漫画を手にするもいつリボーンが帰ってくるかという緊張で読む気にはなれない
「喉乾いた…」
部屋を出て一階に降りると、ランボとイーピンが追っかけっこをしている
「ガハハハハ~ブロッコリーだぞ~っ!」
「またやってるよ…」
はぁ…
ため息をつきながらリビングのドアを開け、キッチンに向かい、冷蔵庫を開けてサイダーを取り出した
「あ、アイス見っけ!ラッキー」
氷を取ろうと冷凍庫を開けたら、チョコバニラアイスキャンディが入ってた
アイスを取り出すと、サイダーの容器を冷凍庫に戻す
スキップしながらキッチンを出て、自分の部屋に向かい、部屋のドアを開けた
―――ガチャ
「……は?」
ドアを開けたとこで動きが止まった。部屋に誰かいるのだ
部屋の真ん中には青い髪の青年が一名
その青年がこちらを振り返った
「綱吉君!遅いですよ~どれだけ待ったと思ってるんですか?あ、それ僕にですか!ありがとうございます!」
青年の瞳は、右側が青く、左側は赤い。しかも六の文字が浮かんでいた
―――六道骸
「ごめんごめん~…って呼んでないし!っていうかなんで骸がここにいるんだよっ?!それにアイスは俺のだからっ!」
長いツッコミに息を切らせつつ、ドアを閉めて勉強机に向かった
「もちろん、綱吉君に会いに来たんですよ」
骸は机に肘をついて、口の端を上げ、目を細めて愉快そうに笑った
「ははは…それはどうも…」
何がどうもなんだと内心ツッコミつつも、アイスの袋を開けた
「綱吉君はアイスがすきなんですね」
「うん。美味しいからね」
ペロペロとアイスを舐めながら、シャーペンをプリントに走らせる
アイスを食べたお陰で頭がスッキリしたのか、問題がいくらか解った
「クフフ…綱吉君がアイスを舐めてると凄くそそ」
「何か言った?」
骸の危ない発言を発しそうになったのをギロリと睨み、視線で止めた
目線をプリントに戻して、勉強を再開
―――カチ…カチ…カチ
部屋には時計の音のみがしていて、とても静か
静かなのだが…
「骸…ジーっと見てないでよ…」
ため息をつきながら、後ろを振り返った
「…見てませんよ?あ、もしかして僕を意識して」
「ないからっ!」
「クフフ…意地っ張りですねぇ…そこもまた可愛いですよ~♪」
(可愛いって…)
男としてのプライドに若干ダメージを受けたが、聞かなかったことにしてプリントを再開した
(……わ…解んない…)
むーっ…と顔をしかめて悩んでいると、骸がプリントを覗きこんできた
「教えてあげましょうか?」
「ちょっ…耳元で囁かないで下さいよっ///」
耳を真っ赤にして後退りをすると、骸が更に顔を近づけてきた
ぎゅっと目を瞑り、何をされるのかドキドキする
「ここはπ-1です」
「え?…あ、うん…ありがとう…」
目を開けると、骸は正面に立って、綱吉を見下ろしていた
(うわーうわーっ…オレなんか変にドキドキしちゃったよ…恥ずかしーっ!)
「骸、残りのアイスあげるよ…」
赤面しつつ、アイスを骸に渡して、答えを記入した
「クッフフ~♪綱吉君と間接「煩い」…はぁ…次の問題は解りますか?」
またもや骸の問題発言にうんざりしながら、プリントの問題を軽く見つめた
「多分…解ると思う」
プリントの端に式を書きながら答えを考えていると、骸が指をぴっと指してきた
「ここ、式が間違ってますよ」
「え?」
骸は身を屈めて、綱吉からシャーペンを取り、プリントの端にスラスラと式を書いていく
「この場合は…」
(うわぁ…字が獄寺君みたいに綺麗だなー)
「……というわけです。これで計算すれば、答えが出ます」
「あ、ありがとうございます…」
書かれた式を参考に、計算をしていった
それからも、ちょこちょこ教えてもらいながらも、プリントは終わった
うーん…と背筋を伸ばして、大きく深呼吸した
「お疲れ様です!」
「骸ありがとうな~マジ助かったー!これでリボーンに怒られずに済むよ~」
勉強机にバタリと突っ伏した
「じゃあ授業料を頂いていいですか?」
「……?」
顔を上げて、骸を見た
「クフフ…勉強を教えて差し上げたのですからお礼を頂かないと」
妖しげな笑みを浮かべて、綱吉に詰め寄る
「授業料…お礼は何が欲しいんですか」
恐る恐る聞くと、骸はにっこりと笑い、綱吉の耳元に顔を寄せた
「そうですねぇ…では、綱吉君からキスをしてもらいましょうか?」
耳元で囁かれて、ゾクゾクとした疼くような感覚が全身に渡り、ドキドキする
「…っ!だっ駄目ですっ!なんで骸さんにきっ…キ…スをしなくちゃいけないんですかっっ!それ以前にオレ男ですよっ?男が男にキスされてうれしいんですかっっ?!」
真っ赤になりながら訴えると、骸は笑顔でさらりと答えた
「問題が有りますか?別に性別なんて関係ありません。僕は綱吉君だから嬉しいんですよ」
「んなっ?!」
骸は綱吉の腰を挟むように、椅子に手をついてきた
「でっででででもでもっ!!無理ですってば!」
羞恥のあまり言葉が上手く喋れない
しかも骸は更に足の間に膝を割り込まれて、逃げられなくなり、綱吉は更に慌てる
「さぁ、綱吉君♪」
骸ひ目を閉じてじっと待っている
(ちょっとちょっと~っ?!本気なの骸さんっ!?どうしたらいいんだよ~っっ!……あ~もうっっ!こうなったらヤケだっ!)
骸の服にしがみつき、軽く、ちょこっと唇をつける
「…~~っ!骸さんっ!もういいでしょっ!早く退いて下さいっっ!!」
照れくさくて、ぷいっとそっぽを向く
「綱吉君とキスをしちゃいました…しかも綱吉君から僕にキスをっ!!もう今死んでもいいくらい幸せで…あぁ…でも今死ぬならせめて綱吉君とデートしたりえr」
「わーわーっ!もう喋らないでーっっ!」
もぐっと手で骸の口を塞いだ
「ってなんで口押さえられてんのに喜んでんのっ?!」
骸の顔がにやけ過ぎて不気味だ…そう綱吉思っていると…
「骸はMかもな」
3人目の声がいきなりしてびっくりした綱吉は、慌てて口を塞いでた手を離した
「あ、リボーンお帰り~…なぁ、骸ってやっぱりそうなのか?」
訝しげに骸を見つめてみた
「クフフ…出来れば僕は攻めたい方ですが綱吉君になら僕は攻められてもい」
「いいなんて言わないでよねっ!」
(ったく…骸さんはなんでこう怪しい発言ばかりなんだよ…)
「そういえばツナ、プリント終わったのか?」
「あ、うん!骸さんのお陰で全部出来たよ!」
プリントを手に取って、リボーンに渡すと、リボーンはざっとかんたんに見た
「…じゃあ休憩だな。骸、充分楽しんだだろ。用が無いならとっとと帰れ」
――カチャリ
骸の額に銃を突きつけた
「クフフー冗談が過ぎますよ~……それでは綱吉君、次僕が来たときは是非綱吉君を抱か」
「とっとと帰れーっっ///」
どんっ!
窓の縁に腰かけていた骸を綱吉は突き飛ばした
その顔は真っ赤に染まってたそうで
「ツナ、ちょっとこっち向け」
「ん?なんだよ?」
言われた通りリボーンの方に振りかえると、真っ黒な漆黒の瞳が綱吉を捕らえた
「顔を貸せ」
「は?顔?なん」
「うるせーぞ。つべこべ言わず顔貸せ」
―――カチャリ
「ヒイッ?!わっ分かったよ…」
銃を突きつけられて悲鳴を上げたが、それにリボーンは全く同様しなかった。まぁ、一流のマフィアだからね
綱吉は渋々腰を下ろして、顔をリボーンに近づけると、リボーンの小さな口が綱吉の唇にキスをした。
しかもペロリと唇を舌で舐めた
「っ?!リボーンっ?!」
リボーンの行動にびっくりして、すっとんきょうな声を上げた
それにリボーンはクスリと笑い、帽子を深くかぶる
「消毒だ」
「はぁ?消毒?消毒ってなんの……――ってまさか骸にオレがキスをしたとこ見てたのかよっ?!」
「さぁな」
一言告げると、リボーンはハンモックに飛び乗り、静かに寝息をたて始めた
「全く…なんなんだよ…あ。」
シュークリームがあったのを思いだし、骸に出せば良かったなぁ…と思った
「まぁ、後でリボーンやランボにあげるか…」
その様子を思い浮かべ、ふわりと笑うと、不思議と心が温かくなった
**あとがき**
更新してなくてスミマセンっ
ネタが思い浮かばなくて…あと、モノクロB4ポスターのヒバリ様イラストの下書きで書く気力が無かったんですよー
まぁ言い訳はこのあたりにして…
今回ムクツナだったわけですが~
若干スレツナっぽかったですかね?いやでも綱くんは照れてるだけなんですよ~?そういう言葉になれてない感じですかね(ニマニマ)
相変わらず骸様は変態ですね
いいんですよ。骸は変態がお似合いです(殴)
(*六v<*)/~
そんで最後の方がリボツナ風味ですね
うん、難しー
とりあえず、ここまで読んでくださりありがとー御座いました☆
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ハンティング03
- 2009/02/02 (Mon)
- リボーン(雲雀×ツナ) |
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- CM(0) |
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- ▲Top
※綱吉視点に変わります
パタン…
ドアを閉めると、オレは床にへたりこんだ
「……はぁ…」
ほっと安堵のため息
何?コレ?心臓ばくばくだし、めちゃくちゃ顔が熱い…というか全身熱いんだけど……床が冷たくて気持ちいい
…オレ、雲雀さんに…
…って、授業行かないと
床に手をついて立ち上がった
相変わらず廊下は静かで、オレの走る足音が良く響いた
教室に滑り込むと、まだ授業は始まっておらず、慌てて自分の席に座った
「ふぅ…」
良かったー
遅刻は免れた…
「大丈夫っすか、十代目」
斜め右後ろの獄寺君から声をかけられ、どきっとした
「う、うん。大丈夫だったよ」
ドギマギしながらも、笑顔で答えた
獄寺君は「そうっすか。なら良かったです」と言って、他愛のない話をした
―――ガラガラ
「静かにしろー授業を始めるぞー」
数学の教師が入って来たので、退屈な授業が始まった
「――となる訳で、ここでb点から…」
黒板に書かれた事をノートに移す
だが…頭に全然授業の内容は入らない
応接室で言われた、雲雀さんの言葉が頭から離れない
『僕は綱吉が好きだから、綱吉が嫌な事はもうしない』
それってどういうことなのかなぁ…
友達として気に入ってるから好き?雲雀さんの友達っていうと気が引けるけどさ…いざっていう時助かるよな
恋愛…は無いよね、うん。オレ男だし。絶対にそれはな…くないかも…
実際獄寺君に好きだって言われてるわけだしさ
つーか何?なんでオレ男にモテるんだよ…
「め……代目…十代目っ!」
「…えっ?何?」
呼ばれた方に顔を向けると、獄寺君がオレを見下ろしていた
「次移動授業っすよ」
「あ…うん。そうだったね」
辺りを見回すと、皆教室を出ていく
いつの間にか4時限目が終わっていた
5時限目は確か…何だっけ?
「あー獄寺君、次って何の授業だっけ?」
「えーっと…家庭科でけど」
家庭科の教科書を見せながら教えてく…ってヤバーいっ!
「家庭科の教科書忘れたーっっ!」
ぁあ゛ー…先生に怒られる…家庭科の先生怖いんだよなぁー…
「十代目!俺が貸しますよ!」
「それじゃあ獄寺君が怒られるじゃないか…」
「十代目の為ならハバアの説教なんて痒くも痛くもないっすよ!」
でもあの先生の説教長いんだよねー…自分以外が怒られてれば授業短くなるから嬉しいけど
獄寺君が怒られるのは見たくないし…
「いやそれでもさぁ、ただでさえ獄寺君あの先生に問題児として目をつけられてんだからさー」
「なら俺の貸してやろっか?」
ぽんっと肩に手をかけて話しかけて来たのは…やっぱり山本だった
「山本までいいよー」
「いいからいいから!俺なら説教直ぐ終わるし、なっ?」
いやそんな教科書を押し付けて言われても…
「十代目、行きましょう!」
「えっ?あ、ちょっと!」
まだオレ借りるって山本に言ってないしーっ!
…結局山本に教科書を借りて授業を受ける事になった
説教は山本の言った通り直ぐに終わった
理由は、山本の爽やかスマイルに先生が負けたらしい……山本ってもしかしてズル賢いかも?
あはは…そんな訳ないよなぁ
無事1日の授業が終わり、ホームルームになった
ホームルームでは、先生の昔話やらなんやらつまらない話を聞かされる為、殆んど右から左に話は抜ける
ホームルームが終われば放課後。部活に入ってないオレは、いつもならそのまま真っ直ぐ帰る
けど今日は…
『僕に少しでもチャンスがあるなら、放課後にまた来てよ』
そう、今日は応接室に行かなければならない
でも「チャンス」って何?
あれ…さっきもこんな疑問あったような…
…―――あ
僕は君が好きだから
僕に少しでもチャンスがあるなら、放課後にまた来てよ
そう言葉が繋がるなら…意味も分かる
つまりチャンスっていうのは…まだ恋人になれる可能性があるならって事…だよね
「きりーつ!礼、さようならー」
とうとうホームルームが終わってしまった
なんだか…死へのカウントダウンをしてるような感じ…なんか緊張するよー…
「十代目~帰りましょう!」
「…あー…ゴメン、今日は寄ってくとこがあるからさ。獄寺君先に帰っててよ?」
ニコッっと笑って返すと、獄寺君の行動が一時停止した。直ぐに動きだしたけどね
「………あ、じゃあ俺も一緒に」
「先に帰ってて…ね?」
必殺、上目遣いにお願い
「……あ……はい、分かりました…」
予想通り、獄寺君の頬が赤く染まり、ぽーっとしている
やってるほうも恥ずかしいんだけどね…ここは我慢だよな、うん
「ありがとう!じゃあまた明日!」
鞄を持って、教室を飛び出した
後ろを振り返っても、獄寺君は追いかけてこない
はぁ…良かった…
って…なんで獄寺君撒いてきちゃったんだろ…
別に獄寺君連れて行っても良かったのになぁ…っていうかその方が安全だったかも
でも今さら一緒に応接室行こうだなんて言えないよね…
あ、靴持ってかないと
靴があったら獄寺君とか山本怪しむだろうし
オレは勢い良く一階を駆け降りて下駄箱に向かった
「……あれ?」
オレの靴がない?
とたんに嫌な予感が頭を過る
いやいや…んなバカな
「なんか…雲雀さんならやりそうだし…」
オレを帰さない為に靴を隠す…とかさ
そうだよ、早く応接室に行かないと!
オレは慌てて降りてきた階段を駆け上がる
廊下を走り抜けて、応接室のドアの前に立つ
「はー…すーはー…すーはー…」
何回か深呼吸をし、ドアをノックした
―――コンコン
「沢田つ…うわっ?!」
ノックをして名前を言い切らないうちに、ドアが開いた
「遅いよ」
地獄の門を開いたような気分…そして、閻魔大王に会ったような恐ろしさ
「すっすみません…」
「早く入りなよ」
「はっはい!」
じ…地獄より恐ろしい時間になりそう…
**あとがき**
なんつーか…ゲームやってるみたいな感じ
獄寺ルートから雲雀ルートに入るみたいな(バカ)
っていうかやっぱりうちのごっきゅんはヘタレだなー(あはは~)きっと気がついたらツナがいなくておろおろ…靴もないからやっぱり帰ったのか……がーん…みたいな
山本は相変わらず好きビーム送ってるってことで(笑)今編も山本は報われず…山本ファイトだ!いつか山ツナ書くからな!多分…いつか…(汗)
そういえば…今回雲雀出なかった!!回想のとこだけだ…まぁ次回は甘い雲ツナですから(多分)
じゃあ今回もここまで読んでくれてサンキューね!4話もよろしくさ~
パタン…
ドアを閉めると、オレは床にへたりこんだ
「……はぁ…」
ほっと安堵のため息
何?コレ?心臓ばくばくだし、めちゃくちゃ顔が熱い…というか全身熱いんだけど……床が冷たくて気持ちいい
…オレ、雲雀さんに…
…って、授業行かないと
床に手をついて立ち上がった
相変わらず廊下は静かで、オレの走る足音が良く響いた
教室に滑り込むと、まだ授業は始まっておらず、慌てて自分の席に座った
「ふぅ…」
良かったー
遅刻は免れた…
「大丈夫っすか、十代目」
斜め右後ろの獄寺君から声をかけられ、どきっとした
「う、うん。大丈夫だったよ」
ドギマギしながらも、笑顔で答えた
獄寺君は「そうっすか。なら良かったです」と言って、他愛のない話をした
―――ガラガラ
「静かにしろー授業を始めるぞー」
数学の教師が入って来たので、退屈な授業が始まった
「――となる訳で、ここでb点から…」
黒板に書かれた事をノートに移す
だが…頭に全然授業の内容は入らない
応接室で言われた、雲雀さんの言葉が頭から離れない
『僕は綱吉が好きだから、綱吉が嫌な事はもうしない』
それってどういうことなのかなぁ…
友達として気に入ってるから好き?雲雀さんの友達っていうと気が引けるけどさ…いざっていう時助かるよな
恋愛…は無いよね、うん。オレ男だし。絶対にそれはな…くないかも…
実際獄寺君に好きだって言われてるわけだしさ
つーか何?なんでオレ男にモテるんだよ…
「め……代目…十代目っ!」
「…えっ?何?」
呼ばれた方に顔を向けると、獄寺君がオレを見下ろしていた
「次移動授業っすよ」
「あ…うん。そうだったね」
辺りを見回すと、皆教室を出ていく
いつの間にか4時限目が終わっていた
5時限目は確か…何だっけ?
「あー獄寺君、次って何の授業だっけ?」
「えーっと…家庭科でけど」
家庭科の教科書を見せながら教えてく…ってヤバーいっ!
「家庭科の教科書忘れたーっっ!」
ぁあ゛ー…先生に怒られる…家庭科の先生怖いんだよなぁー…
「十代目!俺が貸しますよ!」
「それじゃあ獄寺君が怒られるじゃないか…」
「十代目の為ならハバアの説教なんて痒くも痛くもないっすよ!」
でもあの先生の説教長いんだよねー…自分以外が怒られてれば授業短くなるから嬉しいけど
獄寺君が怒られるのは見たくないし…
「いやそれでもさぁ、ただでさえ獄寺君あの先生に問題児として目をつけられてんだからさー」
「なら俺の貸してやろっか?」
ぽんっと肩に手をかけて話しかけて来たのは…やっぱり山本だった
「山本までいいよー」
「いいからいいから!俺なら説教直ぐ終わるし、なっ?」
いやそんな教科書を押し付けて言われても…
「十代目、行きましょう!」
「えっ?あ、ちょっと!」
まだオレ借りるって山本に言ってないしーっ!
…結局山本に教科書を借りて授業を受ける事になった
説教は山本の言った通り直ぐに終わった
理由は、山本の爽やかスマイルに先生が負けたらしい……山本ってもしかしてズル賢いかも?
あはは…そんな訳ないよなぁ
無事1日の授業が終わり、ホームルームになった
ホームルームでは、先生の昔話やらなんやらつまらない話を聞かされる為、殆んど右から左に話は抜ける
ホームルームが終われば放課後。部活に入ってないオレは、いつもならそのまま真っ直ぐ帰る
けど今日は…
『僕に少しでもチャンスがあるなら、放課後にまた来てよ』
そう、今日は応接室に行かなければならない
でも「チャンス」って何?
あれ…さっきもこんな疑問あったような…
…―――あ
僕は君が好きだから
僕に少しでもチャンスがあるなら、放課後にまた来てよ
そう言葉が繋がるなら…意味も分かる
つまりチャンスっていうのは…まだ恋人になれる可能性があるならって事…だよね
「きりーつ!礼、さようならー」
とうとうホームルームが終わってしまった
なんだか…死へのカウントダウンをしてるような感じ…なんか緊張するよー…
「十代目~帰りましょう!」
「…あー…ゴメン、今日は寄ってくとこがあるからさ。獄寺君先に帰っててよ?」
ニコッっと笑って返すと、獄寺君の行動が一時停止した。直ぐに動きだしたけどね
「………あ、じゃあ俺も一緒に」
「先に帰ってて…ね?」
必殺、上目遣いにお願い
「……あ……はい、分かりました…」
予想通り、獄寺君の頬が赤く染まり、ぽーっとしている
やってるほうも恥ずかしいんだけどね…ここは我慢だよな、うん
「ありがとう!じゃあまた明日!」
鞄を持って、教室を飛び出した
後ろを振り返っても、獄寺君は追いかけてこない
はぁ…良かった…
って…なんで獄寺君撒いてきちゃったんだろ…
別に獄寺君連れて行っても良かったのになぁ…っていうかその方が安全だったかも
でも今さら一緒に応接室行こうだなんて言えないよね…
あ、靴持ってかないと
靴があったら獄寺君とか山本怪しむだろうし
オレは勢い良く一階を駆け降りて下駄箱に向かった
「……あれ?」
オレの靴がない?
とたんに嫌な予感が頭を過る
いやいや…んなバカな
「なんか…雲雀さんならやりそうだし…」
オレを帰さない為に靴を隠す…とかさ
そうだよ、早く応接室に行かないと!
オレは慌てて降りてきた階段を駆け上がる
廊下を走り抜けて、応接室のドアの前に立つ
「はー…すーはー…すーはー…」
何回か深呼吸をし、ドアをノックした
―――コンコン
「沢田つ…うわっ?!」
ノックをして名前を言い切らないうちに、ドアが開いた
「遅いよ」
地獄の門を開いたような気分…そして、閻魔大王に会ったような恐ろしさ
「すっすみません…」
「早く入りなよ」
「はっはい!」
じ…地獄より恐ろしい時間になりそう…
**あとがき**
なんつーか…ゲームやってるみたいな感じ
獄寺ルートから雲雀ルートに入るみたいな(バカ)
っていうかやっぱりうちのごっきゅんはヘタレだなー(あはは~)きっと気がついたらツナがいなくておろおろ…靴もないからやっぱり帰ったのか……がーん…みたいな
山本は相変わらず好きビーム送ってるってことで(笑)今編も山本は報われず…山本ファイトだ!いつか山ツナ書くからな!多分…いつか…(汗)
そういえば…今回雲雀出なかった!!回想のとこだけだ…まぁ次回は甘い雲ツナですから(多分)
じゃあ今回もここまで読んでくれてサンキューね!4話もよろしくさ~
スイーツぱにっく!01
- 2009/01/30 (Fri)
- リボーン(ツナ総受け) |
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家庭教師ヒットマンREBORNの、BL二次創作です
えー…タイトル通り、コーヒー下さいってくらい甘い話…の予定(?)
…ツナ総受けです(相手が固定されてないわけです)
今回は山本×ツナです~
「よっ!ツナ!差し入れに来たのな!」
「え?山本?」
机に向いていた体を、窓に向けると、山本が靴を脱いで部屋に上がり込んできた
今日のツナはリボーンの丸々1日勉強の罰ゲーム真っ最中だ
外に出ることは許されず、トイレに行く時も、リボーンがドアまで付いくることに、ツナは呆れていた
…何故こうなったかというと、先日の小テストで5点という赤点(もちろん50点満点ではなく100満点中の)を取ったためであった
思考を現実に戻して、山本のために座布団を敷いた
「今日はツナの好きな物持ってきたんだなー」
ひょいっと、ツナに箱を渡した
ぱちくりと瞬きしながらそれを受け取り、白い小箱を開けた
「何?……わぁ…!山本、ありがとう!!」
中には、ツナの大好きな店のシュークリームが、可愛らしく7つ入っていた
「俺これ大好きなんだよねー!あれ…そういえば山本知ってたっけ?」
(教えたっけなぁ…?)
「んー?まぁな」
(獄寺から仕入れた情報とは口が裂けても言えないな…)
ニコニコとしている山本を横目で見つつ、シュークリームに手を伸ばして、口元に持っていき、シュー生地の香りを堪能する
スンスン…
そんな風に香りを嗅ぐツナを見てて、可愛いと思う自分は、やっぱり可笑しいのだろうか?
そんなことを考えつつ、山本もシュークリームに手を伸ばした
「いただきまーす!」
かぷっと、ツナはシュークリームに小さくかぶりついた
「お…美味しい…」
口内に、生クリームとカスタードクリームの甘さと香りが広がり、頬が綻ぶ
シュークリームはあっという間に無くなっていく
「ん~っっ!やっぱりシュークリーム最高っ!」
「そうだなー」
シュークリームを完食したツナを見ると、口の周りが生クリームでベトベトになっていた
「ツナ~ちょっと動くなよ?」
「えっ?」
ツナの隣までのそのそと近づいて、お互い向き合う
「山本?何?」
不思議そうに上目遣いで山本を見上げた
ツナの口元に手を持っていき、顎を捕らえると、唇の周りを親指で拭った
「ははっクリームついてる」
「え…」
拭った親指が離れて、山本の口元に運ばれていき、拭いとったクリームを舐めた
「~~っ!」
中学生にもなって…と恥ずかしくなり、慌てて自分で拭おうとしたら、山本が止めた
「?」
「俺が取ってやるな」
「…は?なっ……う…ゎ…ぁ…」
ペロペロと舐められる感触がくすぐったくて、上半身を後ろに引く
山本は止めるどころか、ツナの首筋に舌を這わせた
「ひゃっ…ちょっとっ?!山本?何っ?やぁ…」
不思議なくすぐったさと、恥ずかしくてどきどきと鼓動早まる心臓に、いつの間にか顔が熱い自分に混乱する
「あぁっ…ふぁ……や…やまもとっ!」
危うくシャツに手を入れられそうになったとこで、山本を押し飛ばした
「―っ!……あ…」
ツナに抵抗されたことによって、冷静になった山本は、罪悪感に胸を痛める
「ゴメンなツナ…悪気は無かったんだ…」
山本の酷く元気のない声に、ツナは悲しくなった
「山本、謝らなくていいよ…その、嫌だった訳じゃなくてさ……いきなりで恥ずかしかったんだよっ!」
耳を真っ赤にして、ぷいっとそっぽを向く
そんなツナに、山本は笑いを溢した
「そっかーうんうん」
「なっ何が可笑しいんだよ~っ!」
「はははー何でもないのな~」
「山本~っ!!」
逃げる山本に、真っ赤に怒って追いかけるツナ
今日もバタバタと、ツナの日常は飽きない毎日
(昔のオレには想像つかない日々だったなぁ~…)
許してあげようかなーと、ツナが考え始めた時、部屋のドアが開いた
「おめぇらうるさいぞ」
部屋に入って来たのは
黒いスーツを着て、同じく黒い帽子、その帽子の上にはカメレオンが乗っている
そして、全てを吸い込みそうな漆黒の瞳
―――リボーン
今日はいつもに増して黒く恐ろしいオーラを出していた
「うわぁっ!リボーン!?いっ今から勉強するからっ!」
その黒いオーラは、自分が勉強していなかったからだと思い、慌てて椅子に座って、勉強の続きに取り掛かる
「あー…じゃあツナ、また来るな」
「ゴメンな、見送ってやれなくて…」
「別にかまわねーって、それじゃなっ!」
「おい山本」
窓をガラガラと開けて出ていこうとした時、リボーンが呼び止めた
「なっなんだ?」
ギクリと動きが止まり、ギギギーと音がしそうな動きで後ろを振り返り、リボーン見る山本の顔は、少し青ざめていてひきつった笑顔
「お前を送ってやる。ツナ、俺が帰ってきたら休憩にするぞ。それまで自習だ。わかったな?」
リボーンは、山本の肩に飛び乗った
その表情は、帽子を深く被りっているためよく見えない
「リボーンが他人を送るなんて珍しいなぁ?まぁいいや。山本、また学校でね」
「ん…あぁ。また今度な…」
呑気に笑うツナに、山本は苦笑いで部屋を出ていった
「山本様子が変だったけど、体調悪かったのかなぁ?」
不安に思い、帰って来たリボーンに尋ねたが、「別に普通だったぞ」と返されたので、気にしなかった
月曜日になり学校に行った時、教室にいた山本が左腕を骨折のに気付き、どうしたのか訊いてみると
「いや、まぁ…ちょっとな…はははっ!」
山本は言葉を濁し、笑って誤魔化した
理由は土曜日に戻る
「……」
「山本」
ツナの家を出てからずっと黙り込んでる山本に、リボーンは冷めた声で話しかけた
「ん?」
返ってきた声のトーンは、普段通り
違うのは顔が青ざめているところ
「ツナと何してた」
「…いや、別に」
痛い視線に身が凍る山本
「もう一度訊くぞ。ツナとナニしてた」
「…一緒にシュークリーム食べただけだけど」
言葉を詰まらせながらも、なんとか喋った
「それで?」
「えーとな…」
先程の事を思い出し、更に気分が下がる
「やぁ。君ら二人で歩いてるなんて珍しいね」
ちょうどそこに、学ランを着た雲雀が登場した
「雲雀か。お前もこんな時間に何故居るんだ?」
山本の肩から飛び降りたリボーンは、雲雀に近づく
「ただなんとなく歩きたくなってね。それより何で君ら二人で歩いてるの?」
「実はな、山本がツナに」
「ボウズ、俺早く家に帰んねぇといけねーから、一人で帰るな!」
会話を中断させるように口を挟み、その場から去ろうとした
「綱吉に…何をした?」
「!?」
走りだしたとこで、雲雀が正面に回りこんできた
「ねぇ、教えてよ」
「……別になんもしてねぇけどな」
目を逸らすが、二人に増えた視線がかなり痛い
「僕の綱吉に手を出したんだ、わかるよね」
無表情で負のオーラ
「そうだぞ。俺のツナだからな。代償を払ってもらわねーと」
ニカッと笑い黒いオーラ
どちらも恐怖
全てを話すと
「ふーん。じゃあ噛み殺す」
「罪は重いぞ」
心臓に銃口、首にはトンファーが宛てられた
ツナに手を出した罰は重い
ライバルからの襲撃
でも、ツナに触れられるなら、少しくらいどうって事ない
そんな事を山本が考えてると、ライバルは皆知っている。非
皆同じ事を思っている
もし獄寺が山本と同じ事をしたら、山本自身も襲撃に加わる
その時獄寺は、罰なんて気にもとめないだろう
山本と同じく、それが代償なら…と
だからこそ、皆誰よりも早く手にいれようと必死になる
ライバルの隙をついて手を出したり、逆にライバルの邪魔をしたり。時には協賛したり
いつかツナが一人を決める時まで、続くだろう
この愉快な争奪戦が
**あとがき**
最後の語り意味不明(汗)
甘かったのかな?
ちなみに最後の語りんとこの「協賛」は、情報交換会とかの事~
ツナの欲しいゲームは…
ツナをどきっとさせる言葉は…
ツナの今日のパンツの色は…
とか、語りあってます(笑)
んー…メンバーは誰でしょうねぇ…
うちのとこは
獄寺、雲雀、山本、骸、ディーノ、シャマルですかね
時々にリボーンも参加
その時はツナの私物を沢山持ってくるとかこないとか
きっと雲雀は盗撮映像を持ってきたり(着替えシーンとか)
骸はツナのイロイロな幻想を生み出したりするんでしょうねー
うん、想像するだけで楽しいですね~
とりあえず
ここまで読んで下さり有り難うございました~
えー…タイトル通り、コーヒー下さいってくらい甘い話…の予定(?)
…ツナ総受けです(相手が固定されてないわけです)
今回は山本×ツナです~
「よっ!ツナ!差し入れに来たのな!」
「え?山本?」
机に向いていた体を、窓に向けると、山本が靴を脱いで部屋に上がり込んできた
今日のツナはリボーンの丸々1日勉強の罰ゲーム真っ最中だ
外に出ることは許されず、トイレに行く時も、リボーンがドアまで付いくることに、ツナは呆れていた
…何故こうなったかというと、先日の小テストで5点という赤点(もちろん50点満点ではなく100満点中の)を取ったためであった
思考を現実に戻して、山本のために座布団を敷いた
「今日はツナの好きな物持ってきたんだなー」
ひょいっと、ツナに箱を渡した
ぱちくりと瞬きしながらそれを受け取り、白い小箱を開けた
「何?……わぁ…!山本、ありがとう!!」
中には、ツナの大好きな店のシュークリームが、可愛らしく7つ入っていた
「俺これ大好きなんだよねー!あれ…そういえば山本知ってたっけ?」
(教えたっけなぁ…?)
「んー?まぁな」
(獄寺から仕入れた情報とは口が裂けても言えないな…)
ニコニコとしている山本を横目で見つつ、シュークリームに手を伸ばして、口元に持っていき、シュー生地の香りを堪能する
スンスン…
そんな風に香りを嗅ぐツナを見てて、可愛いと思う自分は、やっぱり可笑しいのだろうか?
そんなことを考えつつ、山本もシュークリームに手を伸ばした
「いただきまーす!」
かぷっと、ツナはシュークリームに小さくかぶりついた
「お…美味しい…」
口内に、生クリームとカスタードクリームの甘さと香りが広がり、頬が綻ぶ
シュークリームはあっという間に無くなっていく
「ん~っっ!やっぱりシュークリーム最高っ!」
「そうだなー」
シュークリームを完食したツナを見ると、口の周りが生クリームでベトベトになっていた
「ツナ~ちょっと動くなよ?」
「えっ?」
ツナの隣までのそのそと近づいて、お互い向き合う
「山本?何?」
不思議そうに上目遣いで山本を見上げた
ツナの口元に手を持っていき、顎を捕らえると、唇の周りを親指で拭った
「ははっクリームついてる」
「え…」
拭った親指が離れて、山本の口元に運ばれていき、拭いとったクリームを舐めた
「~~っ!」
中学生にもなって…と恥ずかしくなり、慌てて自分で拭おうとしたら、山本が止めた
「?」
「俺が取ってやるな」
「…は?なっ……う…ゎ…ぁ…」
ペロペロと舐められる感触がくすぐったくて、上半身を後ろに引く
山本は止めるどころか、ツナの首筋に舌を這わせた
「ひゃっ…ちょっとっ?!山本?何っ?やぁ…」
不思議なくすぐったさと、恥ずかしくてどきどきと鼓動早まる心臓に、いつの間にか顔が熱い自分に混乱する
「あぁっ…ふぁ……や…やまもとっ!」
危うくシャツに手を入れられそうになったとこで、山本を押し飛ばした
「―っ!……あ…」
ツナに抵抗されたことによって、冷静になった山本は、罪悪感に胸を痛める
「ゴメンなツナ…悪気は無かったんだ…」
山本の酷く元気のない声に、ツナは悲しくなった
「山本、謝らなくていいよ…その、嫌だった訳じゃなくてさ……いきなりで恥ずかしかったんだよっ!」
耳を真っ赤にして、ぷいっとそっぽを向く
そんなツナに、山本は笑いを溢した
「そっかーうんうん」
「なっ何が可笑しいんだよ~っ!」
「はははー何でもないのな~」
「山本~っ!!」
逃げる山本に、真っ赤に怒って追いかけるツナ
今日もバタバタと、ツナの日常は飽きない毎日
(昔のオレには想像つかない日々だったなぁ~…)
許してあげようかなーと、ツナが考え始めた時、部屋のドアが開いた
「おめぇらうるさいぞ」
部屋に入って来たのは
黒いスーツを着て、同じく黒い帽子、その帽子の上にはカメレオンが乗っている
そして、全てを吸い込みそうな漆黒の瞳
―――リボーン
今日はいつもに増して黒く恐ろしいオーラを出していた
「うわぁっ!リボーン!?いっ今から勉強するからっ!」
その黒いオーラは、自分が勉強していなかったからだと思い、慌てて椅子に座って、勉強の続きに取り掛かる
「あー…じゃあツナ、また来るな」
「ゴメンな、見送ってやれなくて…」
「別にかまわねーって、それじゃなっ!」
「おい山本」
窓をガラガラと開けて出ていこうとした時、リボーンが呼び止めた
「なっなんだ?」
ギクリと動きが止まり、ギギギーと音がしそうな動きで後ろを振り返り、リボーン見る山本の顔は、少し青ざめていてひきつった笑顔
「お前を送ってやる。ツナ、俺が帰ってきたら休憩にするぞ。それまで自習だ。わかったな?」
リボーンは、山本の肩に飛び乗った
その表情は、帽子を深く被りっているためよく見えない
「リボーンが他人を送るなんて珍しいなぁ?まぁいいや。山本、また学校でね」
「ん…あぁ。また今度な…」
呑気に笑うツナに、山本は苦笑いで部屋を出ていった
「山本様子が変だったけど、体調悪かったのかなぁ?」
不安に思い、帰って来たリボーンに尋ねたが、「別に普通だったぞ」と返されたので、気にしなかった
月曜日になり学校に行った時、教室にいた山本が左腕を骨折のに気付き、どうしたのか訊いてみると
「いや、まぁ…ちょっとな…はははっ!」
山本は言葉を濁し、笑って誤魔化した
理由は土曜日に戻る
「……」
「山本」
ツナの家を出てからずっと黙り込んでる山本に、リボーンは冷めた声で話しかけた
「ん?」
返ってきた声のトーンは、普段通り
違うのは顔が青ざめているところ
「ツナと何してた」
「…いや、別に」
痛い視線に身が凍る山本
「もう一度訊くぞ。ツナとナニしてた」
「…一緒にシュークリーム食べただけだけど」
言葉を詰まらせながらも、なんとか喋った
「それで?」
「えーとな…」
先程の事を思い出し、更に気分が下がる
「やぁ。君ら二人で歩いてるなんて珍しいね」
ちょうどそこに、学ランを着た雲雀が登場した
「雲雀か。お前もこんな時間に何故居るんだ?」
山本の肩から飛び降りたリボーンは、雲雀に近づく
「ただなんとなく歩きたくなってね。それより何で君ら二人で歩いてるの?」
「実はな、山本がツナに」
「ボウズ、俺早く家に帰んねぇといけねーから、一人で帰るな!」
会話を中断させるように口を挟み、その場から去ろうとした
「綱吉に…何をした?」
「!?」
走りだしたとこで、雲雀が正面に回りこんできた
「ねぇ、教えてよ」
「……別になんもしてねぇけどな」
目を逸らすが、二人に増えた視線がかなり痛い
「僕の綱吉に手を出したんだ、わかるよね」
無表情で負のオーラ
「そうだぞ。俺のツナだからな。代償を払ってもらわねーと」
ニカッと笑い黒いオーラ
どちらも恐怖
全てを話すと
「ふーん。じゃあ噛み殺す」
「罪は重いぞ」
心臓に銃口、首にはトンファーが宛てられた
ツナに手を出した罰は重い
ライバルからの襲撃
でも、ツナに触れられるなら、少しくらいどうって事ない
そんな事を山本が考えてると、ライバルは皆知っている。非
皆同じ事を思っている
もし獄寺が山本と同じ事をしたら、山本自身も襲撃に加わる
その時獄寺は、罰なんて気にもとめないだろう
山本と同じく、それが代償なら…と
だからこそ、皆誰よりも早く手にいれようと必死になる
ライバルの隙をついて手を出したり、逆にライバルの邪魔をしたり。時には協賛したり
いつかツナが一人を決める時まで、続くだろう
この愉快な争奪戦が
**あとがき**
最後の語り意味不明(汗)
甘かったのかな?
ちなみに最後の語りんとこの「協賛」は、情報交換会とかの事~
ツナの欲しいゲームは…
ツナをどきっとさせる言葉は…
ツナの今日のパンツの色は…
とか、語りあってます(笑)
んー…メンバーは誰でしょうねぇ…
うちのとこは
獄寺、雲雀、山本、骸、ディーノ、シャマルですかね
時々にリボーンも参加
その時はツナの私物を沢山持ってくるとかこないとか
きっと雲雀は盗撮映像を持ってきたり(着替えシーンとか)
骸はツナのイロイロな幻想を生み出したりするんでしょうねー
うん、想像するだけで楽しいですね~
とりあえず
ここまで読んで下さり有り難うございました~
ハンティング02
- 2009/01/28 (Wed)
- リボーン(雲雀×ツナ) |
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雲雀が応接室に入ると、後ろのドアから控えめにノックの音がした
ガチャリと開けて、少し見下ろすと、驚いた表情の綱吉が立っていた
「遅いよ」
嘘
本当は全然遅くない。寧ろ早い
それに、こんな早く来るとは思わなかった。放送を聞いて直ぐ来たに違いない
それが嬉しく思い、綱吉に分からないくらいの笑みを浮かべた
「す…すみません」
何故謝る?あぁ…僕が怒ってると思ったのか…
僕が眉を寄せてちょっと不機嫌そうな顔をすると、綱吉の瞳は、少し怯えた瞳になった
…でもそれは僕の照れ隠しなのは、綱吉は知らないだろうね
「まぁ入ってよ」
少し身を引いて、綱吉が部屋に入れるように、道をあけた
「し…失礼します…」
おずおずと、辺りを伺うように部屋に入る綱吉は、小動物のようで可愛いと思う
―――カシャン
そんな小動物を逃がさないためにも、ドアの鍵を閉めた
「…え?」
(なんで鍵?)
鍵を閉めた音に、綱吉は体をびくっと震わせて、こちらを振り返った
その瞳は、不安と疑問で揺らいでいる
警戒…かな?
「ククッ…大丈夫。いつもの事だから」
「…そうなんですか」
そういっても綱吉の目からは、不安の色が消えない
そんな臆病なとこも、僕は大好きだよ
思わず口元が弛む
「座りなよ」
応接室のど真ん中にある、黒張りのソファーに座り、膝に肘をついて綱吉を見つめた
綱吉は、テーブルを挟んだ向かいのソファーに座る
当たり前だけど、隣に座らせれば良かったと少し後悔して、イラつく
「あの…オレに何の用なんですか?」
膝に手をそろえ、身をギユッと縮こまらせて、綱吉は僕を上目遣いに見ている
緊張してるんだね…触れたら今にも壊れそうだよ
「特に用はないよ」
「は?」
僕の意外な答えに、肩の力が抜けて、普段通りな綱吉の様子に少し戻ったらしい
相変わらず緊張してるけどね
ふと、綱吉の横に置いてあるお弁当に目が行く
「お弁当、食べたら?」
放送は昼休みが始まって直ぐに流したのだから、綱吉はお弁当をまだ食べてないのだろうね…
「えっ?!でっでもここ応接室だしっ!」
「ここは僕の部屋だから気にしなくていいよ」
「そうですか…」
(いつから雲雀さんの部屋になったんですかっっ!)
呆れ顔の綱吉。…まぁ別に気にしないけど
「クスッ…初めからだよ…」
「…?!」
綱吉は、瞳を見開いて驚く
だって君、考えが顔に出てるよ?
でもそれは、綱吉は自覚してないだろうし、かといって教えるほど僕も優しくはない
…だって、綱吉に言ったら面白くないからね
そんなことを考えてるとも知らずに、綱吉はお弁当をテーブルに置き、包みを広げた
蓋を開けると、少し減っているが、色とりどりのおかずが入っている
中身を観察していると、綱吉が話しかけてきた
「あ…そういえば…雲雀さんはお昼食べましたか?」
「まだだよ」
「そうですか…」
いつも食べないけど、そう答えておく
ご飯は…綱吉とか
そう言ったら、君は動揺するだろうね
綱吉は、遠慮がちに箸を取り出した
「美味しそうだね」
「はぁ…ありがとうございます…」
綱吉は、黒豆を一粒つまんで、小さな口に入れた
ご飯を食べている時の君は、とても美味しそうだ
…でも
僕の前でゆっくり食事なんて…させないよ?
計画を実行に出来ると思うと、心が踊り、目を細めた
「僕にも頂戴」
「え?」
綱吉の動きが止まる
僕の素敵な提案に驚いたのかな?
「い…今なんて」
「僕にもそれ頂戴」
お弁当に指を指して、綱吉を見つめた
綱吉は、うーんと考えている
やがて、困った様に目を泳がせていた
(ちょっとここから手を伸ばしても届かないよな…)
「こっちに来なよ」
自分の隣をポンポンと叩く
「あ、はい…」
立ち上がり、お弁当を持ってこちら側に回ってきた
…綱吉さソファーの端っこに座る
「なんでそんなに離れてるわけ?」
「あ、すみません…」
不機嫌な口調で言うと、びくりと肩を震わせて、立ち上がった
少し僕に近づいて座ろうとする
「まだ」
そう言うと、また少し近づいてきた
「まだ…また…OK」
腰や足がぴったりくっつく程の距離で、綱吉を座らせた
「綱吉、ウインナー頂戴」
「…どうぞ」
箸でウインナーをつまんで、僕に差し出してきた
…ちょっと予想外
「クスクス…食べさせてくれるんだ?」
ちょっと意地悪だったかな
「え?あ、だって…」
顔を真っ赤にして…君はやっぱり可愛いなぁ…
ぱくりとウインナーを食べる
塩分が効いてて美味しい
「…普通だね」
綱吉が食べさせてくれるものなら何でも美味しい
「そうですか…」
次は白いご飯…あ、間接キスだね
そんなことで嬉しい僕って、やっぱり綱吉中毒末期かもしれない
食事中の綱吉を堪能していたが、ちょっと飽きた
…作戦開始
「綱吉」
「な、なんですか?」
箸を置いて、首をこちらに向ける
「厚焼き卵」
「えっと…どうぞ」
さっきと同じなんて、駄目だよ?
もちろん…
「口移しで」
綱吉がしばらく固まった
「はぁ?」
やがて口を開いたが、信じられないといった様子で、気の抜けた声を出して、あたふたと動揺している
「ちょっ…雲雀さん…何かの冗談ですよねっ?」
「僕が冗談言うと思ってるの?」
「いいえっ…思いません…」
少しうつ向いて、頬を赤くしている
「……」
ちらりとこちらを見る姿が可愛い
「早くしなよ。嫌だって言ったら噛み殺すよ?」
こうでもしないと君は動かないからね
僕の懐から獲物を取り出して、綱吉に見えるようにする
「――っ!……はぁ」
一瞬、顔が恐怖に染まったが、意を決して厚焼き卵を摘まみ、半分までを唇に挟んで耳まで真っ赤にしながら、僕の前に口をつき出した
「とても美味しいだね」
クスッ…頂きます
厚焼き卵を間に挟んで、かぷっとキスをすると、綱吉はびくっと驚いた
「んっ?!」
頭を引こうとしたけど、僕が後頭部を掴んで阻止
厚焼き卵を挟む唇の隙間から舌を入れて、残りの半分も奪い取る
「んぅ…やっ…」
口の中の厚焼き卵が無くなっても、僕はしばらく止めない
綱吉の反応が可愛くてね…
「ぷはっ…はぁっ…は…」
唇を放すと、唾液が銀色の糸をひいた
綱吉は一生懸命に空気を吸う姿がまた可愛くて、もう一度口づけた
「え?ちょっ…んっ…あ…んんっ…」
唇を軽く舌で舐めると、綱吉は唇を開けた。すかさず舌を割り込み、歯茎をなぞる
シャツを掴んで、必死に僕を押して抵抗しているが、全然力が入っていない
「あ…ぅん…んっんんーっ?!」
舌を吸い上げると、綱吉はうめき声を上げた
可哀想なので、仕方なく「は…もしかしてこういうの初めて?」
「~~っっ!!」
正直だね…
綱吉は顔を赤くし、涙目の瞳を泳がせたが、直ぐに顔をうつ向かせて、小さくこくりと頷いた
「ワォ…驚きだね」
あの犬にもまだされてなかった事をしていると思うと、支配感に満ちてくる
「ふっ…くっ…うぅっ…」
綱吉は、嗚咽を堪え、すすり泣き出した
……そんなに僕のしたことが嫌だったの?
そう思うと、胸がズキズキと痛み、ドロドロとした感情が溢れそうになるが、左手の手のひらに爪を立てて、その気持ちを押さえた
反対の手で、綱吉の頭をそっと撫でる
「綱吉」
出来るだけ優しい声で、ゆっくりと話かけた
綱吉が顔を上げて、僕と目が合うと、頬に涙がツーー…っと溢れた。それを親指できゅっと拭ってやる
「雲雀さ…」
「ごめんね」
綱吉は目を見開いて驚いている
「…雲雀さん…?」
そろそろ授業の予鈴が鳴る
無表情に顔を引き締めて、綱吉に軽く、触れるか触れないくらいのキスをした
「僕は綱吉が好きだから、綱吉が嫌な事はもうしない」
「雲雀さん…」
綱吉の顔が、羞恥に染まっていく
授業の予鈴が、校舎に響いた
「僕に少しでもチャンスがあるなら、放課後にまた来てよ」
「……あ…えっと…」
少し瞼を伏せて、綱吉は困った顔をした
きっと、あの猛犬の事を思い出したのだろう
…もし、まだ犬に完全に落ちてないなら、僕にも勝率はある
「早く行きなよ」
「あ…はい」
綱吉は、ソファーを立ち上がりお辞儀をして、応接室を静かに出ていこうと鍵を開けた時、綱吉に一言告げる
「灰色の狼はもっと凄いことをするからね」
もちろん、僕もだけど…今はまだ我慢
「???」
クスッ…意味、わからないみたいだね
綱吉が応接室を出ていった後も、雲雀はニコニコとしていた
綱吉がどちらを選ぶか
そんなの、絶対僕を選ぶ
だから、きっと彼は放課後、ここに来る
それは、僕の期待であり
確信。
**あとがき**
灰色の狼…獄寺のことですよ~
んー…やっぱり雲雀様はカッコいいですよねー
さて…雲雀は自意識過剰なキャラだよね
僕が好きなんだから君も好きだよね?的な。ヤキモチしまくり、怒ったらら手がつけられない…うちの雲雀様はそんなキャラですね~そしてツナに甘いっ!これに限ります
ドSな雲雀様もいいけどね!ツンデレな具合が絶妙って感じにしたい
そしてみぃ的最強コンボは
雲雀→綱吉←獄寺
ですよね~
その次が
獄寺→綱吉←山本
ですよっ!!
サンド最強最高☆
コホン…
ここまで読んで下さり有難う御座いました
ハンティング01
- 2009/01/25 (Sun)
- リボーン(雲雀×ツナ) |
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以降、家庭教師REBORN!の雲雀恭弥×沢田綱吉のBL小説デス
二次創作やBL、ヒバツナが苦手な方はご遠慮くださいねー
若干微エロ有るかもです…御注意を
朝、雲雀は正門の前に立っていた
並盛中生徒は、皆雲雀を避けて横切っていく
学校に入ってくる生徒を、一人一人確認しては、雲雀は眉間に皺をよせる
その目が、ある特定の人物を捉えると、微かに口元を上げた
(…沢田綱吉)
毎日遅刻ギリギリで来るため、いつも走って学校に来ている
今日も、あの犬と一緒に走っていた
一瞬、綱吉と目が合ったが、そのまま正門を横切って行く
…いつからだろうか
こうして、綱吉と一瞬だけでも目を合わせる度に、心が踊るようになったのは…
初めて合った時は…
ちまっこくて、おどおどしてて、いつも群れている、ただの鬱陶しい草食動物としか思っていなかった
あの不思議な赤ん坊と関わるようになって、初めて自分に見せた鋭い牙に驚き、少し興味を持った
それから、色々な事を知って(調べて)いくうちに、綱吉に更に興味を抱いて、いつしか目で追うようになっていた
…それがなんなのかに初めて気づいた時は、苦笑した
(――――肉食獣が草食動物に囚われるなんてね…)
翌日の朝…
なんとなく早く目が覚めたので、いつもより早く学校に行った
応接室の鍵を開けて、荷物をソファーに放り投げる
窓際に立って、並盛中のグラウンドを眺めた
野球部の朝練生が、グラウンドを均していた
ふと、綱吉がいつも通っている通学路に目をやると、綱吉と犬が歩いていた
時計を見て驚く
(…まだ7時過ぎなのに綱吉が学校に?)
学ランを羽織って、応接室を出た
風のように廊下を走り抜けて、階段を降りる
正門が見えたとこで、走る速度を落とした
いつも立っている場所に立ち、綱吉達を出迎える準備をした
息は上がっていない
いつも綱吉が一緒にいる、山本とかいうのが横切ってから、5分もしないうちに、綱吉が見えてきた
…が
(……っ!!…綱吉と、犬が…手…繋いでる!?)
犬はニコニコとしながら、綱吉と手を繋いでいる
昨日とは違う雰囲気
昨日とは違う綱吉の表情
…無性にイライラして、二人から目を逸らした
握りしめた拳に力を入れすぎて、手のひらに血が滲む
…血の滲んだ手のひらにより、ズキリと心が痛い
(こんな気持ちに初めてさせた責任…取ってもらうよ?)
二人が目の前来たとき、声をかけた
「君ら、群れてるのは鬱陶しいよ?」
「雲雀恭弥っ!」
「雲雀さんっ!?」
綱吉は、目をまん丸に見開いて、こちらを振り向いた
犬…獄寺隼人は、猛犬の如く、敵意剥き出しでこちらを振り向いて睨んできた
「十代目に手出しはさせませんからっ!!」
「獄寺君…」
両手を広げて、綱吉を守っている
後ろの綱吉も、獄寺に隠れるように身を縮めて、こちらを覗き見ている
(犬を噛み殺すのは簡単だよ)
懐に隠した獲物で、犬を切りつければ、簡単に綱吉を手に入れられる
……でもそれだと、綱吉の全て…心までは手に入らない
だから、それだけはしない
「クククッ…獲物を奪うのは簡単だってこと、忘れない方がいいよ」
そういい放つと、綱吉の瞳が不安に揺らぐ
その場を離れて、校舎に歩いていった
―――作戦を早めようか
昼休みになり、応接室を出た
もちろん昼食の為ではない
いつもは応接室から出ないが、今日はあの作戦を実行するために、出来る限りの実務は終わらせておいた
放送室のドアを勢い良く開くと、放送委員が一斉にこちらを何事かと見た
一瞬怒ったような顔をしたが、直ぐに顔を青ざめた
「風紀委員長っ!どっどどどうしたんですかっ?!」
「今日はちょっと放送したいことがあってね。ちょっと貸してくれる?」
「はっはいっ!どうぞどうぞっ!ご自由にいくらでもお使いくださいっっ!!」
ドタバタと椅子から退いて、壁際に走っていった
―――所詮草食動物に過ぎないね
ピンポンパンポーン
鐘のボタンを押すと、お知らせのメロディーが鳴る
次に、マイクのスイッチを押した
「沢田綱吉、沢田綱吉。至急応接室に来るように」
それだけを言って、放送のスイッチを切った
―――これで良し
が、嫌な予感が頭をよぎった
(絶対犬達を引き連れてくる…)
もう一度、お知らせメロディーのボタンを押して、マイクのスイッチを入れた
ピンポンパンポーン
「沢田綱吉、至急応接室に「一人で」来るように」
こうしておけば必ず綱吉は一人で来るのは確信
「君ら、ありがとう」
棒読みのお礼を言って、放送室を後にした
応接室に向かう足は、自分の気持ちと同じで、どんどん早くなる
…今日こそ綱吉を手に入れてみせる
応接室に着くまで、綱吉が何をしたらこうするとか、何を話すかとかを、シュミレーションしつづけた
**あとがき**
獄ツナ小説「十代目とボム」2話のあのシーンですねー
まだ読んでなくて、獄ツナ好きな方はぜひ覗いてみてくださいなー
十代目とボム2話目だと、獄寺→ツナという感じで、ツナはまだ獄寺を好きかよくわかってない状態
そこに雲雀さん登場なわけで…
「十代目とボム」の方では、雲雀の作戦失敗に終わりましたが…
今回の雲雀×ツナ「ハンティング」は成功した話です~
タイトル文字通り雲雀にハンティングされるわけで…(笑)
次回は「十代目とボム」の4話、ツナが応接室で襲われちゃう話のplus版で、ちょっと会話増えてます~
それでは
読んでくださり有難うございましたー
二次創作やBL、ヒバツナが苦手な方はご遠慮くださいねー
若干微エロ有るかもです…御注意を
朝、雲雀は正門の前に立っていた
並盛中生徒は、皆雲雀を避けて横切っていく
学校に入ってくる生徒を、一人一人確認しては、雲雀は眉間に皺をよせる
その目が、ある特定の人物を捉えると、微かに口元を上げた
(…沢田綱吉)
毎日遅刻ギリギリで来るため、いつも走って学校に来ている
今日も、あの犬と一緒に走っていた
一瞬、綱吉と目が合ったが、そのまま正門を横切って行く
…いつからだろうか
こうして、綱吉と一瞬だけでも目を合わせる度に、心が踊るようになったのは…
初めて合った時は…
ちまっこくて、おどおどしてて、いつも群れている、ただの鬱陶しい草食動物としか思っていなかった
あの不思議な赤ん坊と関わるようになって、初めて自分に見せた鋭い牙に驚き、少し興味を持った
それから、色々な事を知って(調べて)いくうちに、綱吉に更に興味を抱いて、いつしか目で追うようになっていた
…それがなんなのかに初めて気づいた時は、苦笑した
(――――肉食獣が草食動物に囚われるなんてね…)
翌日の朝…
なんとなく早く目が覚めたので、いつもより早く学校に行った
応接室の鍵を開けて、荷物をソファーに放り投げる
窓際に立って、並盛中のグラウンドを眺めた
野球部の朝練生が、グラウンドを均していた
ふと、綱吉がいつも通っている通学路に目をやると、綱吉と犬が歩いていた
時計を見て驚く
(…まだ7時過ぎなのに綱吉が学校に?)
学ランを羽織って、応接室を出た
風のように廊下を走り抜けて、階段を降りる
正門が見えたとこで、走る速度を落とした
いつも立っている場所に立ち、綱吉達を出迎える準備をした
息は上がっていない
いつも綱吉が一緒にいる、山本とかいうのが横切ってから、5分もしないうちに、綱吉が見えてきた
…が
(……っ!!…綱吉と、犬が…手…繋いでる!?)
犬はニコニコとしながら、綱吉と手を繋いでいる
昨日とは違う雰囲気
昨日とは違う綱吉の表情
…無性にイライラして、二人から目を逸らした
握りしめた拳に力を入れすぎて、手のひらに血が滲む
…血の滲んだ手のひらにより、ズキリと心が痛い
(こんな気持ちに初めてさせた責任…取ってもらうよ?)
二人が目の前来たとき、声をかけた
「君ら、群れてるのは鬱陶しいよ?」
「雲雀恭弥っ!」
「雲雀さんっ!?」
綱吉は、目をまん丸に見開いて、こちらを振り向いた
犬…獄寺隼人は、猛犬の如く、敵意剥き出しでこちらを振り向いて睨んできた
「十代目に手出しはさせませんからっ!!」
「獄寺君…」
両手を広げて、綱吉を守っている
後ろの綱吉も、獄寺に隠れるように身を縮めて、こちらを覗き見ている
(犬を噛み殺すのは簡単だよ)
懐に隠した獲物で、犬を切りつければ、簡単に綱吉を手に入れられる
……でもそれだと、綱吉の全て…心までは手に入らない
だから、それだけはしない
「クククッ…獲物を奪うのは簡単だってこと、忘れない方がいいよ」
そういい放つと、綱吉の瞳が不安に揺らぐ
その場を離れて、校舎に歩いていった
―――作戦を早めようか
昼休みになり、応接室を出た
もちろん昼食の為ではない
いつもは応接室から出ないが、今日はあの作戦を実行するために、出来る限りの実務は終わらせておいた
放送室のドアを勢い良く開くと、放送委員が一斉にこちらを何事かと見た
一瞬怒ったような顔をしたが、直ぐに顔を青ざめた
「風紀委員長っ!どっどどどうしたんですかっ?!」
「今日はちょっと放送したいことがあってね。ちょっと貸してくれる?」
「はっはいっ!どうぞどうぞっ!ご自由にいくらでもお使いくださいっっ!!」
ドタバタと椅子から退いて、壁際に走っていった
―――所詮草食動物に過ぎないね
ピンポンパンポーン
鐘のボタンを押すと、お知らせのメロディーが鳴る
次に、マイクのスイッチを押した
「沢田綱吉、沢田綱吉。至急応接室に来るように」
それだけを言って、放送のスイッチを切った
―――これで良し
が、嫌な予感が頭をよぎった
(絶対犬達を引き連れてくる…)
もう一度、お知らせメロディーのボタンを押して、マイクのスイッチを入れた
ピンポンパンポーン
「沢田綱吉、至急応接室に「一人で」来るように」
こうしておけば必ず綱吉は一人で来るのは確信
「君ら、ありがとう」
棒読みのお礼を言って、放送室を後にした
応接室に向かう足は、自分の気持ちと同じで、どんどん早くなる
…今日こそ綱吉を手に入れてみせる
応接室に着くまで、綱吉が何をしたらこうするとか、何を話すかとかを、シュミレーションしつづけた
**あとがき**
獄ツナ小説「十代目とボム」2話のあのシーンですねー
まだ読んでなくて、獄ツナ好きな方はぜひ覗いてみてくださいなー
十代目とボム2話目だと、獄寺→ツナという感じで、ツナはまだ獄寺を好きかよくわかってない状態
そこに雲雀さん登場なわけで…
「十代目とボム」の方では、雲雀の作戦失敗に終わりましたが…
今回の雲雀×ツナ「ハンティング」は成功した話です~
タイトル文字通り雲雀にハンティングされるわけで…(笑)
次回は「十代目とボム」の4話、ツナが応接室で襲われちゃう話のplus版で、ちょっと会話増えてます~
それでは
読んでくださり有難うございましたー
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